****************** 4・8集会アピール ******************  2008年の汚染米事件を契機とした米トレサ法が本年10月施行されます。しかし、米穀の 取引に係る記録や伝達、罰則の強化が図られたものの、事件の背景にある表示の問題は改 善が手つかずのままです。  国内産であれば、くず米や古米を混ぜても無表示でよく、また生産年表示も任意など、 ブラックボックス化している現行のJAS精米表示。  消費者が正しく判断・選択できる適正な表示のために、また、米表示を不正の温床とし ないためにも早急に米の表示制度を見直し、是正していかねばなりません。  よって私たちは、JAS法「玄米及び精米品質表示基準」を以下のように改正すること を求めます。   1.未検査米を含む流通するすべての精米に産地・産年・品種・割合を表示すること。   2.単一原料米の「産地・産年・品種」表示。いわゆる3点セット表示のために農産     物検査の証明を条件とするのは過度な農薬使用を助長し不適切である。このため     同検査法をJAS表示の根拠に用いるのをやめること。   3.精米品質表示基準に「ふるい目幅」に関する基準と規定を設け、主食用米にくず     米の混入を禁止すること。また、主食用米の不足等やむを得ない場合は低品質米     の混米を判別できるように表示すること。    2010年4月8日                 JAS精米表示の問題点を考える集会 参加者一同