★http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495090018&OBJCD=&GROUP= ********************************************** クロラントラニリプロールの残留基準設定について **********************************************    2009年5月13日 厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課残留農薬係 御中  表記について、意見を述べますので、ご査収ください。 氏名  反農薬東京グループ 住所  〒202-0021 西東京市東伏見2−2−28−B 電話  042-463-3027 メアド mtsuji@jcom.home.ne.jp 【意見1】以下の残留基準案には反対する。再考すべきである。 食品名   基準案 理由 キャベツ 4.0 残留試験で、散布3日後の最大残留値が0.12ppm、           アメリカの外葉ありの残留データ(最大残留値1.2ppm)           が参考になっている。           日本の残留基準における分析部位は外側変質葉を除く           ことになっており、外葉は除去される。 はくさい   4.0  残留試験で、散布3日後の最大残留値が0.46ppmである。           アメリカの外葉ありのキャベツ残留データ(最大残留値1.2ppm)           が参考になっている。           日本のキャベツ残留基準における分析部位は外側変質葉を除く           ことになっており、外葉は除去される。 ブロッコリー 4.0  残留試験で、散布3日後の最大残留値が0.20ppmである。           アメリカの残留試験で、散布1日後の最大残留値は0.71ppmである。 レタス    13   残留試験で、散布3日後の最大残留値が3ppmである。           アメリカのレタス、リーフレタス、セロリの残留試験           のうち、最も高い残留値が参考になっている。 ねぎ     2 残留試験で、散布3日後の最大残留値が0.66ppmである。 セロリ   13 残留試験で、散布3日後の最大残留値が0.12ppmである。           アメリカのセルリーの残留試験で、散布1日後の            最大残留値は3.8ppmである。 茶      50 荒茶の残留試験で、散布3日後の最大残留値が38.6ppmであるが、           浸出液では、19.6ppmである。 【意見2】以下のものは、当該作物の残留試験成績が明確でなく、外国の他の作物 の残留試験を参考にしており、2ppmを超える残留基準を設定すべきでない。 食品名    基準案 理由 クレソン   13   当該作物の残留データがなく、            アメリカのレタス、リーフレタス、セロリの残留試験            のうち、最も高い残留値が参考になっている。 芽キャベツ 4.0  当該作物の残留データがなく、            アメリカの外葉ありのキャベツ残留データ(最大残留値1.2ppm)            が参考になっている。            日本のキャベツ残留基準における分析部位は外側変質葉を除く            ことになっており、外葉は除去される。 ケール 11    当該作物の残留データがなく            アメリカのからしなの残留試験が参考になっている。 こまつな 11    当該作物の残留データがなく            アメリカのからしなの残留試験が参考になっている。 きような 11    当該作物の残留データがなく            アメリカのからしなの残留試験が参考になっている。 チンゲンサイ 11    当該作物の残留データがなく            アメリカのからしなの残留試験が参考になっている。 カリフラワー 4.0   当該作物の残留データがなく、            アメリカの外葉ありのキャベツ残留データ(最大残留値1.2ppm)            が参考になっている。            日本のキャベツ残留基準における分析部位は外側変質葉を除く            ことになっており、外葉は除去される。 その他のあぶらな科野菜 11 当該作物の残留データがなく、            アメリカのからしなの残留試験が参考になっている。 エンダイブ  13    当該作物の残留データがなく。            アメリカのレタス、リーフレタス、セロリの残留試験            のうち、最も高い残留値が参考になっている。 しゆんぎく  13    当該作物の残留データがなく、            アメリカのレタス、リーフレタス、セロリの残留試験            のうち、最も高い残留値が参考になっている。 その他のきく科野菜 13 当該作物の残留データがなく            アメリカのレタス、リーフレタス、セロリの残留試験            のうち、最も高い残留値が参考になっている。 パセリ   13    当該作物の残留データがなく            アメリカのレタス、リーフレタス、セロリの残留試験            のうち、最も高い残留値が参考になっている。 その他のせり科野菜 13 当該作物の残留データがなく            アメリカのレタス、リーフレタス、セロリの残留試験            のうち、最も高い残留値が参考になっている。 ほうれんそう 13  当該作物の残留データがなく、            アメリカの残留試験で、散布1日後の最大残留値は9.7ppmである。 その他の野菜 13    当該作物の残留データがなく            アメリカのレタス、リーフレタス、セロリの残留試験            のうち、最も高い残留値が参考になっている。 【意見3】魚介類の残留基準を0.05ppmと設定することには反対である。現状通り残留基 準は設定せず、今後、実測データをもっと収集し、代謝物を合算して、再検討すべきであ る。 【理由】代謝物を含め、魚介類の種類毎の残留量の実測値が少ないまま拙速に、残留基準 を決めるのはおかしい。