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美濃加茂市での野鳥大量死の件
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                     　　　　　                       2009年2月5日
 岐阜県中濃振興局　御中

　私たちは、農薬をはじめとする化学物質による環境汚染・健康被害を出来るだけ減ら
　そうと運動している市民団体「反農薬東京グループ」です（下記ホームページ参照）。

　去る１月２８日、美濃加茂市立山手小学校の校庭や周辺で野鳥が大量死しているのが、
見つかり、貴局が死因を調べておられるとの報道がありました。

　私たちは、以下のＨＰでもわかる通り、農薬原因の同類事件が各地で起こっていること
を危惧しております。
　http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/kiji/t18304.htm
　http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/kiji/t18702.htm

　つきましては、今回の野鳥大量死の発生状況及びどのような原因調査をなされ、その結
果がどのようなものであったかを知りたいと思います。２月１６日までに、下記に回答く
ださるようお願いします。

【回答】
ヒヨドリの複数死について
　岐阜県中濃振興局環境課の後藤です。
　メール頂きました件につきまして、以下のとおり回答させていただきます。

○発生状況
     １月２７日から２月４日にかけて、小学校校庭及び隣接地でヒヨドリ３７羽の死
　　亡が確認されました。
   ○原因調査及び結果
     ・現場及び周辺環境調査（半径５００ｍ）
　　　　 異常は認められませんでした。
　　 ・鳥インフルエンザウイルス検査
     　　現場での簡易検査及び独立行政法人国立環境研究所でのウイルス確定検査
　　　で陰性でした。
　　 ・病理解剖
     　　国立大学法人岐阜大学応用生物科学部附属野生動物救護センター（同学部獣
　　　　医学課程獣医病理学分野において病理解剖）の診断では、「死因は、感染症、
　　　　中毒、凍死などによるものでなく、誤嚥に起因する高度肺鬱血によるもの。」
　　　　との報告がありました。