■農薬疑義資財目安箱 09/11/24 投稿 忌避剤激辛ネット《ギャオ》 ★ご意見・お問い合わせ内容 ギャオについては、下記のように「害獣から農作物を守る」としてインターネットで販売されています。 http://www.rakuten.co.jp/iimono/767627/767687/1893722/ 成分は、催涙剤に使用されるカプサイシンということで、ネットは、 ポリエチレン製のものということです。 メーカーは、ミツギロン工業株式会社です。 http://www.mitsugiron-kg.co.jp/pc/index.html 「激辛ネットギャオ」(成分カプサイシン) http://www.mitsugiron-kg.co.jp/pc/free07.html 以下の疑問があります。 1、この忌避ネット「ギャオ」は農薬にあたりますか。 2、カプサイシンは農薬登録された成分ですか。 3、カプサイシンは刺激臭のある有害物質ですが、ネット製品についてはどのようにお考 えですか。 4、このネットは、特定農薬の検討資材になっていますか。 以上について、回答お願いします。 ***** 農薬対策室回答 12/15 tuyosi_sakaguti@nm.maff.go.jp   ○激辛ネット  1.忌避ネット「ギャオ」は農薬に該当するかどうか、について    当該資材は、害獣が田畑への侵入を物理的に防止するための資材であり、農 薬に該当しません。  2.カプサイシンは農薬登録された成分か、について    農薬登録された成分ではありません。  3.ネット製品についてどう考えるのか、について    ネットは、害獣が田畑への侵入を物理的に防止するための資材であり、カプ サイシンは、ネットの害獣    の侵入防止効果を高めるために補助的に使用されていると考えており、農薬 又は疑義資材に該当    しません。  4.このネットは特定農薬の検討資材になっているか、について    当該ネットは、そもそも農薬に該当しないため特定農薬の指定の検討資材に はなっていません。    遅くなりましてすみません。 農林水産省 農薬対策室 坂口 【関連新聞情報】 ★中日新聞 09/11/22 http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20091122/CK2009112202000026.html トウガラシ成分で獣害防げ 作物守る「激辛ネット」 2009年11月22日 イノシシなどの農作物被害に悩む豊川市千両地区の住民が21日、山と畑の境目などにト ウガラシの成分を練り込んだ「激辛ネット」を設置した。 激辛ネットは、市販されているトウガラシの5000倍の辛さで、イノシシやシカなどの鼻 を強く刺激し撃退する。新城市などで田んぼの周囲に設置した例はあるが、豊川市でも 被害が目立ってきたため設置した。 鳥獣被害防止総合対策事業として、市が同地区をモデル地区に選定。効果が確認されれ ば、3年かけて市内各地に設置する。 -以下略 ★島根日日新聞 09/11/20 http://www.shimanenichinichi.co.jp/kiji/show/10326 人/イノシシ除け効果で面積拡大/一畑唐辛子組合 坂本貞良組合長 掲載日:2009/11/20 出雲市小境町の坂本貞良さん(69)は、昨年結成された一畑唐辛子組合の組合長を務め る。トウガラシ栽培は今年から本格的に始め、栽培技術自体もまだまだ試行錯誤の段階 だが、反収は米の三倍で、畑の害獣除けにもなると栽培意欲は高い。 -中略- 害獣除け効果については、花が咲いていればイノシシ除けに効果があり、佐田町で害獣 被害に悩む組合員も八割がた成功と語る。 県内のトウガラシ栽培は、奥出雲生産組合が二〇〇五年ごろから栽培を始め、その後斐 川町に拡大。害獣除け効果で次第に裾野が広がっている。 ただし、「育てるのは楽だが、ヘタを取るのが大変」というのが唐辛子栽培の課題。辛 味成分で手も目もやられてしまって、人によっては手袋やゴーグルを使用しても皮膚が 腫上がってしまうという。坂本組合長は、ヘタ取りの機械化に期待をかける。 ★テレビユー山形2004/07/24 昨日夕方鶴岡市の住宅地で異臭騒ぎがあり、3人が病院に搬送されました。当時、近くの 畑でとうがらし成分入りの虫除け剤を散布していたという情報もあり警察で関連などを 調べています鶴岡警察署によりますと異臭騒ぎがあったのは鶴岡市大部町の住宅地で昨 日午後6時頃、住民から「家族全員が目やのどの痛みを訴えている」と119番通報があり ました救急隊員が現場にかけつけこの家の3人が病院に搬送されて治療を受けたほか大部 町と隣接する大塚町の合せて12世帯36人が目やのどに痛みを訴える騒ぎとなりました。 ☆異臭を感じた住民は「救急車来てからもそちらの方が白く消毒してたんですよ。」 「急にみんな咳き込んだのでおかしいということで、かなりこの辺は騒いでました。」 警察では騒ぎの起きた午後6時前後に現場近くの畑で虫除け剤を散布していたという情報 があり畑からとうがらし成分の入った虫除け剤が検出されていることから異臭騒ぎの原 因とみて調べています。また県農業技術課によりますととうがらし成分の入った虫除け 剤は目や鼻に多少の刺激はあるものの人体への影響はないということです。