空中散布・松枯れにもどる
●金沢市兼六園:松枯れ対策の薬剤散布でMEPの飛散調査
石川県のホームページ県への意見メール


 特別名勝「兼六園」の松のマダラカミキリやモミジのカミキリムシの被害を
 防除するためと称して、農薬散布が下記の予定で実施されています。
【 散布日程 】 
         6/ 1(金) 松587本 スミパイン乳剤150倍希釈液2500L
         6/15(金)    同  上
         6/29(金)    同  上
         7/13(金)    同  上
         7/27(金)    同  上
         8/10(金)    同  上
         6/15(金) モミジ350本 スミパイン乳剤100倍希釈液4000L
         6/29(金)    同  上
  ● 散布の時間は、基本的に兼六園が閉園した午後6時から行ないますが、
    外周道路に面した松については、早朝に行ないます。
防除についての問い合わせ先
石川県兼六園管理事務所管理課 TEL 076-221-5850

農薬MEPの最大飛散量が7万3000μg/u
 6月29日閉園後と7月2日早朝に実施された農薬散布に、横浜国立大学の花井先生の協力を得て、有機リン剤スミパイン(MEP含有)の飛散調査を行いました。その結果、兼六園を取り囲む25地点のほとんどすべてでMEPが検出され、バス停のすぐ横で、7万3000μg/uというとんでもない値が出た箇所もあります。
 これでは、空散後のたんぼの中やその周辺と変わりありません。すぐに、県に対して散布中止を要望しましたが、残念ながら、散布は8月上旬まで続けられました。
また、7月26日〜8月2日には、MEP大気中濃度も測定しましたが、園内では0.01〜9.0μg/m3、外周部で0.03〜42μg/m3でした。
 詳しくは 8月26日発行のてんとう虫情報118号に掲載。

 作成:2001-06-10、更新:2001-08-23