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●緊急情報 5月11日から始まる小田原城址公園の松枯れ対策の農薬散布

 作成:2004-05-06

小田原城

     神奈川県の小田原城址公園で、マツクイムシ駆除のための農薬散布が始まります。
    ここでは殺虫剤をまくためにスプリンクラーが使用されます。散布当日から2週
    間は公園内に立ち入らないようにしましょう。
   [注意]
   ● 殺虫剤散布は、朝7時に終わりますが、特に午前中は、薬液が枝葉に残っ
     ていることがあり、触れると思わぬ症状を起こし、危険です。
   ● 散布地域は、お堀の内側から東海道線間近までの、公園全体です。
   ● この時期、園内の梅の実が成りごろですが、これにも大量の殺虫剤がかか
     っています。
     場内の梅は食用には不適です。
   ● 農薬は乾いてしまえば大丈夫と思いがちですが、これは農薬を薄める水分
     が蒸発して見えなくなっただけで、殺虫成分は残っています。農薬はそこ
     から絶えず蒸発し、人の吸う空気を汚染します。
     殺虫剤を含む空気を人が吸うと、人によって「頭痛、めまい、吐き気、腹痛、
     下痢など」(*1) を起こすことがあります。
      (*1:農林水産省医師用資料による)
   ● 雨天や強風時は順延されますが、日程は市役所に確認しましょう。
   ● ここで散布を請け負う「加藤林業(熱川)」は、1997年に真鶴町で雨と強風
     の中で農薬散布を強行し、静岡県から危害への配慮が不足していたとして、
     安全指導を受けた業者です。
   ● 城址公園内には動物園があり、サルや鳥たちは農薬臭の漂うオリですごさ
     ねばならず、逃げられない動物への配慮を欠いています。農薬散布は動物
     愛護上も大きな問題となっています。

     【散布日程】
         第1回  5/11(火) (天候により順延)
           第2回  5/25(火) (天候により順延)
              第3回  6月中 日程未定。
                  深夜3:00am - 7:00amごろまで

       【散布薬剤】 スミパイン乳剤
       【問い合わせ】小田原市観光課                     Tel 0465-33-1521
       【指導官庁】 神奈川県西湘地区行政センター林務部森林保全課 0465-32-8000(代)
              〈身体の異常を感じたら〉
                   神奈川県小田原保健福祉事務所環境衛生課    0465-32-8000(代)