------------------  平成14年9月10日              -------------------------------  資 料 提 供         大阪府環境農林水産部農政室  ------------------              農産園芸グループ:深井、野山                        TEL06(6941)0351 内2738,2739                          06(6944)6744(直通)             -------------------------------                   無登録農薬の調査結果について(第2報) 1 山形県に端を発した無登録農薬の販売関連で、農林水産省の指示を受け、8月2   6〜27日に無登録農薬のプリクトラン等について、府内A販売業者への立入検査   を実施した。その結果、 (1)プリクトランについては、全量を群馬県のB販売業者に販売していた。     (8月28日付で資料提供済み) (2)ダイホルタンについては取り扱っていなかった。     (8月28日付で資料提供済み) (3)ナフサクについては取り扱いがあったが、流通ルートを調査したところ、府内       において農薬としての販売はなかった。 2 無登録農薬の販売、使用が全国各地に広がりをみせていることを受け、府内の全   農協(16農協)及び野菜や果実・花きの生産出荷団体(210団体)に、無登録   農薬の使用の有無を確認したところ、JA大阪泉州管内の10戸の農家で、購入後   に登録が失効し、無登録となった国産PCNB剤のキャベツへの使用が明らかにな   った。   同JAでは、直ちに出荷農家を対象に同剤の在庫確認を行い、保有していた約1   2トンを昨日までに全量回収した。     同剤は、苗の定植時に使用されるものであり、既に定植された苗はすべて農家が   自主的に廃棄処分することとしたので、こうしたキャベツが市場に流通することは   ない。 3 その他、無登録農薬に対するこれまでの府の取組みは以下のとおりである。 (1)府とJAグループでは、別添のPR資料「農薬の安全使用と販売について」     8万枚を、府内全農家及び農薬販売業者に配布(9月4〜6日)し、改めて農     薬安全使用の徹底を図った。 (2)農家向けに農薬を販売している農協以外の主要な49営業所に対し、調査を     実施したところ、無登録農薬の販売はなかった。 (3)農薬取締法に基づき、府に農薬販売業の届出がなされているすべての営業所     (約6,700、上記49営業所を含む)に対し、無登録農薬の販売の有無に     ついて報告を求めており、9月末をメドにその結果をとりまとめる予定である。 ★無登録農薬の調査結果について                   平成14年12月20日    資 料 提 供                          担当課  農政室推進課                          担当者  農産園芸グループ                               深井、野山                          内 線  2738、2739                          直 通  06−6944−6744   1 大阪府では、無登録農薬の販売、使用が全国的な広がりを見せる中、府民の食の  安全・安心を確保するため、農薬取締法に基づき、府内農薬販売業者に対する無登  録農薬の販売調査を実施しました。その結果は以下のとおりです。 (1)調査内容     過去3年以内に販売した無登録農薬の名称、販売先、販売量 (2)調査方法     農薬取締法第13条第1項に基づき知事が農薬販売業者に対し報告を求めたも    のであり、具体的には農薬販売業の届出がある4,711業者(6,211営業所)を対    象に、郵送及び立入による調査を実施した。    郵送調査:第1回−9月4日〜18日         第2回−10月9日〜18日(1回目に未回答であった1,498営業所対象)    立入調査:11月5日〜14日(郵送調査で未回答であった506営業所対象)    (3)調査結果    │区   分     │ 営業所数  │    │無登録農薬の販売なし│ 3,553 │    │無登録農薬の販売あり│     2 │    |廃  業      │ 1,129 │※郵送後あて先不明で返戻された    │所在不明 ※    │ 1,527 │ もの及び立入調査により所在が    │  計       │ 6,211 │ 明らかにならなかったもの        2 今回の調査結果及び国からの情報提供に基づき、立入検査を実施した結果、これ  までに判明した無登録農薬の販売は以下のとおりです。(平成14年10月23日付けで  無登録農薬販売に関する総点検の結果について、また11月29日付けで無登録農薬販  売業者等に対する監督処分等について、農林水産省が公表済み)   いずれも府内農家への販売はなかった。                                        │無登録農薬名│販売者数│ 販売量(kg)  │ 立入検査理由    │    │ダイホルタン│  2 │    160  │今回の調査結果    │    │PCNB  │  1 │  1,400  │国からの情報提供   │    │プリクトラン│  1 │  1,260  │    〃      │    │ナフサク  │  1 │4,320(本) │    〃      │ 3 前回の無登録農薬についての資料提供(9月10日付け、第2報)以降の主な取組  (1)府とJAグループ大阪の共催により、府内16JA営農担当者及び市町村農政    担当者等を対象に、「農薬安全緊急啓発指導者研修会」を開催した。     その後、府(農業改良普及センター)、JA、市町村等が協力し、府内各地    で生産者を対象に「農薬安全使用研修会」等を開催して、農薬の安全使用の徹    底を図っている。  (2)府内農薬販売業者に対する無登録農薬の販売調査を徹底するため、緊急的に    農薬取締職員を増員し、506営業所について立入調査を実施した。 大阪府環境農林水産部農政室推進課