**************************************************************** クミルロンの残留基準設定についてのパブコメ提出意見(8月1日提出) **************************************************************** 厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課残留農薬係 御中  標記について、下記の意見を述べます。     =================================================       ★★★反農薬東京グループ★★★ 代表:  辻 万千子       〒202-0021東京都西東京市東伏見 2−2−28−B        電話/ファックス:042-463-3027        E-mail:mtsujiアトマークjcom.home.ne.jp URL http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/      ================================================== 【意見1】農作物に設定されていた暫定基準の撤回に賛成する。 【意見2】魚介類の残留基準を設定すべきでない。 【理由】 1、平成19年度厚生労働科学研究費補助金食の安心・安全確保推進研究事業「食品中に残 留する農薬等におけるリスク管理手法の精密化に関する研究」の研究班による報告書「魚 介類への残留基準の設定法」には、『一義的には、農家等の農薬の使用現場において止水 管理等が適切に行われることが重要であり、不適切な農薬の管理による河川等への流出を 前提に魚介類の残留基準等を策定することは適切でない。』とあり、魚介類に農薬が残留 しないように使用することが第一にとられるべき策とされている。 2、農水省三局長連名通知「農薬適正使用の指導に当たっての留意事項について」(平成 19年3月28日発出)や 農水省・厚労省二局長連名通知「平成19年度農薬危害防止運動の 実施について」(平成19年5月29日発出)において、魚介類への農薬残留を減らす手段を 講ずるよう指導されている。 3、農水省は、基準を超えないよう、水田の止水管理、ドリフト防止、降雨対策、畦畔浸 透防止など適切な対策をとるよう指導している。 4、現在、クミルロンの残留が一律基準以下のシジミが生産されており、一律基準を超え るシジミがどの程度生産されるかも明確でない。 5、関連領域でのクミルロンの使用量をどの程度にすれば、シジミにどの程度残留するか、 水質や底質中濃度とシジミの残留農薬量との関係はどうなるかなどについて、科学的デー タがない。 6、クミルロンの残留基準の設定の根拠となった推定残留量の算出に際して、採用した生 物濃縮係数は実測値でなく、オクタノール/水係数から得た推定値に補正係数を乗じたも のである上、水産PECもいろいろな条件の中で、高い値が採用されている。このような推 定残留量は科学的な数値とはいえない。 7、仮に、現行の40倍にあたる残留基準を設定すれば、上記1−3の農薬使用についての 指導内容を遵守することがおろそかになる。 8、本来、水系汚染がなければ、残留基準を設ける必要がないにも拘わらず、高い数値を 設定することは、汚染を容認することにつながる。 9、今後、他の農薬が、魚介類に残留した場合、今回と同様な方法で基準が設定されるこ とは、出来るだけ農薬の摂取量を減らすことを望む消費者の安心・安全の意向を無視した ものである。