*** ブロモブチドの残留基準設定について *** 【意見1】コメの残留基準を1ppmとせず、0.3ppmとする。 【理由】ブロモブチドとdeBr-ブロモブチドと合わせたもので、基準を設定することには賛成だが、日本での作物残留試験結果で、玄米の残留データ14件は0.02-0.22ppmである。 【意見2】玄米の残留値を稲わらの残留データをもとに設定したのはおかしい。 【理由】稲わらの14件残留データは0.077-0.90ppmであり、これをもとに玄米の残留基準を1ppmすべきでない。 【意見3】魚の残留基準を4ppmと設定することには反対である。現状通り残留基準は設定せず、今後、実測データをもっと収集し、代謝物を合算して、再検討すべきである。 【理由】環境省の農薬残留対策総合調査によると、大阪府佐備川の調査では、2004年度にコイ肝臓で0.03ppm、2005年度にオイカワ肝臓で0.13ppm、コイ肝臓で0.05ppmの検出値である。農薬は肝臓に蓄積されやすいと考えられるから、魚総体としてはより低濃度と推定される。  参考文献:http://www.env.go.jp/water/dojo/noyaku/report2/index.html