*** メトキシフェノジドの残留基準設定について *** 【意見1】42種の食品で、暫定基準を削除したことは、賛成である。 【意見2】以下の食品では、海外データをもとに、現行の10ppmを30ppmなどに緩和したとろがあり、改定案を見直されたい。       現行 改定案 当グループの意見と理由 カブ類の葉 10 → 30ppm カラシナ葉の散布1日後の最高値18ppmをもとにした              アメリカの基準を採用すべきでない。 クレソン  10 → 30  レタスの散布1日後の最高値23ppmをもとにした              アメリカ基準を採用すべきでない。 ハクサイ  1 → 7.0  日本での作物残留試験では、散布3〜21日後の最高値は              0.01、0.28ppmである。              キャベツの散布1日後の最高値6.1ppmをもとにしたアメ              リカの基準を採用すべきでない。 ケール   10 → 30 カラシナ葉の散布1日後の最高値18ppmをもとにした                アメリカの基準を採用すべきでない。 コマツナ  10 → 30 カラシナ葉の散布1日後の最高値18ppmをもとにした                アメリカの基準を採用すべきでない。 キョウナ 10 → 30 カラシナ葉の散布1日後の最高値18ppmをもとにした              アメリカの基準を採用すべきでない。 チンゲンサイ 10 → 30 カラシナ葉の散布1日後の最高値18ppmをもとにした                 アメリカの基準を採用すべきでない。 その他のアブラナ科野菜 30 → 30 レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと                 にしたアメリカ基準を採用すべきでない。 チコリ   10 → 30 レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと              にしたアメリカ基準を採用すべきでない。                  エンダイブ 10 → 30 レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと               にしたアメリカ基準を採用すべきでない。 シュンギク  10 → 30 レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと               にしたアメリカ基準を採用すべきでない。 レタス 30 → 30 レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと               にしたアメリカ基準を採用すべきでない。               日本の作物残留試験では、散布3〜14日後の最高値は                0.54ppm、3.78ppmである。 その他のきく科野菜 10 → 30 レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと                にしたアメリカ基準を採用すべきでない。 パセリ   10 → 30  レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと               にしたアメリカ基準を採用すべきでない。 セロリ 15 → 15 散布1日後の最高値19ppmをもとにした                アメリカ基準を採用すべきでない。 その他のせり科野菜 10 → 30 レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと               にしたアメリカ基準を採用すべきでない。 ホウレンソウ 10 → 30 ホウレンソウの散布1日後の最高値として、               33、43ppmが検出された。これより低いものの               アメリカ基準を採用すべきでない。 その他の野菜 10 → 30 レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと               にしたアメリカ基準を採用すべきでない。 茶      20 → 20 日本の作物残留試験では、荒茶で散布後7〜21日の               最高値で7.64ppmの事例がある。 その他のスパイス10 → 30 レタスの散布1日後の最高値23ppmをもと              にしたアメリカ基準を採用すべきでない。 その他のハーブ 30 → 30  カラシナ葉の散布1日後の最高値18ppmをもとにした                アメリカの基準を採用すべきでない。 【意見3】アメリカでは散布1日後の残留値をクリアするようメトキシフェノジドの残留基準を決めているのか確認されたい。 【意見4】野菜等の残留基準の設定に際し、分類科の異なる作物の海外基準を採用すべきでないと思うが、貴省の見解はどうか。 【理由】農水省は、マイナー作物への農薬適用拡大の経過措置において、同じ分類科にある他の作物への適用がある場合という条件をつけた。 【意見5】魚介類の基準を設定しないことに賛成する。