*** フルトラニルの残留基準設定について *** 【意見1】あずきなど5農作物の暫定基準を削除したことに賛成する。 【意見2】魚介類の残留基準を2ppmと設定することには反対である。現状通り残留基準は 設定せず、今後、実測データをもっと収集し、代謝物を合算して、再検討すべきである。 【理由】1、代謝物を含め、魚介類の種類毎の残留量の実測値が少ないまま拙速に、残留 基準を決めるのはおかしい。 【意見3】以下のように残留基準を設定すべきである。   食品名 残留基準案 意見  理由   米     2ppm  0.5ppm 作物残留試験成績の最大残留値は0.385ppmである。   小麦    2    0.5   作物残留試験成績の最大残留値は0.46ppmである。   ねぎ    1    0.5   作物残留試験成績の最大残留値は0.5ppmである。   みつば   2 1  作物残留試験成績の最大残留値は0.76ppmである。   ほうれんそう2   1    作物残留試験成績の最大残留値は0.834ppmである。   えだまめ  2    0.2   作物残留試験成績の最大残留値で0.14ppmデータがある。   日本なし  2    1    作物残留試験成績の最大残留値は0.63ppmである。   西洋なし  2    1    日本なしに準ずる。   いちご   3 設定しない  韓国の作物残留試験成績データが不明確である。   その他のハーブ2  1    みょうがの作物残留試験成績の最大残留値は0.85ppm                  である。    精米   1   0.2   玄米の残留基準の半分以下とする      【意見4】米ぬかの残留基準を10ppm は高すぎるので、再考すべきである。 【理由】国際基準をもとにした10ppmは、糠を使う日本の食習慣を無視したものである。