農薬問題緊急集会
アイガモも牛乳も「農薬」か?
これはおかしい!改正農薬取締法
集会アピールです。
この集会後、農薬問題連絡会(その後「食の安全と農薬
問題連絡会」と改称)が結成されました。
********** 反農薬東京グループからの集会参加呼びかけ *********
このたびの改定農薬取締法の成立に伴ない、「特定農薬」及び「農薬使用基準」
についての省令が制定されます。農作物の病害虫等の防除に使用できるものは、
登録農薬と「特定農薬」だけになります。
牛乳や酢も「特定農薬」に指定されなければ罰則がかかる恐れもでてきました。
なかには、アイガモやカエルも農薬だとして、農水省に特定農薬指定を申込んだ
人さえいます。
化学農薬の代替として、行政からの支援もなしに農家が編み出してきた工夫を、
今更「農薬」として規制対象とするのは納得できません。
また、改定法実施にあたっては、「使用基準」違反した使用者(防除業者、農
家、一般人を問わない)に対する罰則強化と引き換えに、いままで、登録農薬
がないか、少なかった約三百種のいわゆるマイナー作物に対する登録適用拡大
を、いっきに促進しようとしていることも問題です。
「使用基準」には、有機圃場や生活環境への農薬飛散防止のための規制条項を
折りこむことが絶対に必要です。
改定法は、この3月にも施行されます。当グループは、全国産直産地リーダー
協議会・日本有機農業研究会からの呼びかけに応じ、以下の緊急集会に参加す
ることにしました。
重要な問題ですので、皆さまも、ぜひご参加ください。
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●日時 2003年 1月 12日 (日) 1:30〜4:30
●場所 国民生活センター大会議室 (JR品川駅高輪口3分)
●内容
★基調講演 中島 紀一さん(茨城大学農学部教授)
★パネル・ディスカッション
古野 隆雄さん(全国合鴨水稲会代表世話人)
辻 万千子(反農薬東京グループ)
伊藤 康江さん(神奈川県有機農業研究会副会長)
渡沢 賢一さん(山形おきたま産直センター)
●参加費 500円
●呼びかけ団体
全国産直産地リーダー協議会・日本有機農業研究会
・食農ネット・反農薬東京グループ・全国合鴨水稲会・有機農業推進協会
・ポラン広場全国事務局・IFOAMジャパン・鹿児島県有機農業協会
・山梨有機農業市民の会・東都生協・日本消費者連盟・土と文化の会
・首都圏コープ生産者消費者協議会・大地を守る会・民間稲作研究会
・青森県有機農業研究会・三多摩たべもの研究会・ヤマキ醸造株式会社
・(財)自然農法国際研究開発センター・日本オーガニック検査員協会
・かごしま有機生産組合・アファス認証センター・「たべもの」の会
・JAみちのく安達二本松有機農業研究会・愛媛県有機農業研究会
(1月6日まで26団体)
●問合せ・連絡先
全国産直産地リーダー協議会事務局 076−422−2274
日本有機農業研究会事務局 03−3818−3078
反農薬東京グループ 0424−63−3027
作成:2003-01-17