X-Status: WRIT From: 反農薬東京G To: somu@city.kyotango.kyoto.jpx Cc: Bcc: somu@city.kyotango.kyoto.jp Subject: クロルピクリンによる健康被害の件 --------                            2008年10月21日 京丹後市総務部総務課  私たちは、農薬をはじめとする化学物質による環境汚染・健康被害を出来るだけ減ら  そうと運動している市民団体「反農薬東京グループ」です(下記ホームページ参照)。  貴市は、HPで、10月18日夜、大野町で起こったクロルピクリンによる近隣住民の健康被害の経緯を公表されました。  農薬取締法に基づく「農薬を使用する者が遵守すべき基準を定める省令」では、  第一条(農薬使用者の責務)で、使用者の責務として     二 人畜に危険を及ぼさないようにすること。が謳われ、  第六条(住宅地等における農薬の使用)と第八条(被覆を要する農薬の使用)の  条文があるにも拘わらず、クロピクの被害は、毎年発生しており、私たちも憂慮  しています。  このような農薬事故の再発防止をめざし、今回のクロピク被害について、以下の  ことをお尋ねしますので、10月31日まで、下記へ回答をお願いします。     =================================================       ★★★反農薬東京グループ★★★ 代表:  辻 万千子       〒202-0021東京都西東京市東伏見 2−2−28−B        電話/ファックス:042-463-3027        E-mail:mtsuji@jcom.home.ne.jp URL http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/      ================================================== **** お尋ねします  **** 1、当該農地は、国営農場ということですが、国営農場とはどういうもので、誰が  管理していますか。また、農場で散布した農薬の使用責任者は誰ですか。 2、当該農地で、使用したクロルピクリン製剤の登録番号と使用目的、使用量(1穴注入 量及び総量)と散布状況(散布作業開始時刻、終了時刻、散布方法、使用した散布機の種 類、被覆の有無)を教えてください。被覆しなかった場合はその理由もお願いします。 3、使用残りの農薬の保管や器具の洗浄、容器廃棄はどのように行われていましたか。 4、散布地と住宅地との距離、地形、事故時の風向・風速はどのようでしたか。  できれば、散布地と住宅の位置関係のわかる図をお示しください。 5、住民から被害報告があったのは、18日21:09とのことですが、その後の避難勧告の  発令時刻と通報手段を教えてください。  また、農薬が原因ではないかと判断された時刻も教えてください。 6、眼の異常や異臭を感じた人数、病院で受診した人数、自宅を離れて避難した人数を 教えてください。 7、健康被害者の治療費や補償はどうなっていますか。 8、今回のクロピク使用に際して、農薬使用基準違反する事項はありましたか。  違反があった場合の農薬使用者の刑事告発や処分についてはいかがお考えですか。 9、今後の事故防止対策をお示しください。