室内汚染・シロアリ駆除剤にもどる
t02907#シロアリ駆除をめぐるトラブル多発−国民生活センターが注意よびかけ#94-09
反農薬東京グループには、シロアリ駆除剤による健康被害についての相談がたびたび寄せられますが、相談者の共通の不満は、市町村の窓口、保健所、消費生活センターなどに相談したが、なかなか取り合ってもらえなかったという点です。
ところで、国民生活センターが7月に「シロアリ駆除・床下換気扇・床下乾燥剤散布をめぐって、高齢者を中心にトラブルが多発している」と、注意を呼びかけました。これは下表にあるように、おもに販売方法・契約・料金などのトラブルが中心となっていますが、「シロアリ駆除」の健康被害にかかわる『安全衛生』の項目を見ますと、109件(4.2%)の苦情件数があがっています(数字は、89.4.1〜94.7.18までに全国の消費生活センタ−に寄せられた相談を分析したもの)。
この109件という数字は、冒頭に述べたような理由から実態が反映されているかという点が気になりますが、今まで公的な機関がとりあげてことを考えれば、一歩前進でしょう。私たも被害を受けた場合は、あきらめずに、消費者センターなどに届け、被害を潜在化させないことが必要でしょう。ここでは、その中から「苦情件数」「苦情内容」「苦情事例」を紹介します。
★苦情件数
苦情件数は1.シロアリ駆除 2,592件、2.床下換気扇 782件、3.床下乾燥剤散布625件で、合計すると3、999件である(図1−略−)。シロアリ駆除はここ2年の間に急増し、93年度には89年度の2倍以上。
★苦情内容表1−略−のとおり。
「安全衛生」123件…
シロアリ駆除で特に多い。シロアリ駆除したら「刺激臭が強いので害がないか心配だ」「気分が悪くなった」「のどが痛くなった」などである。実際に何らかの症状を訴えているものがシロアリ駆除で24件、床下乾燥剤散布で1件ある。
★苦情事例右ペ−ジに紹介−略−
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作成:1998-04-01