空中散布・松枯れにもどる
t03501#松枯れ農薬空中散布反対全国ネットワーク結成のお知らせと参加の呼びかけ#95-03
1月26日の林野庁交渉後、島根県内では1月30日に浜田市が来年度の空中散布の中止を発表しました。現在住民運動のある地域は、来年度の計画策定、予算決定のこの時期に1ヶ所でも中止に追い込めるところはストップをかけてしまいたいと活発な住民運動を展開しています。
松枯れ空散反対運動の全国的な流れを考えると、地域的に反対運動が盛り上がり、運動の勝利でその地域の空散には歯止めがかけられます。しかし、反対運動のない地域、組織の小さな地域では空散はやはり続くし、新たに空散の計画が持ち込まれることもあるようです。
「島根・松枯れと農薬空中散布を考える会」は、島根県内の市町村の空散反対団体及び個人が手を結んだ全県ネットワークの組織です。小さな地域の運動が連携を取ることによってできた情報交換、相互支援の体制は、昨年度の玉湯町、浜田市の空中散布直前での中止、浜田市の来年度中止という大きな成果をあげました。この成果をさらに全国に広げるべく、2年後の特別措置法の延長阻止をターゲットに、全国的な視野に立った活動の展開を痛感し、「松枯れ空散反対ネットワーク」を結成しました。空散反対運動の全国的な情報交換、支援体制の整備を目指すことを第一のステップにしたいと思います。
松枯れ空散反対全国ネットワークは、松枯れ空散が始まった時から続いてきた全国の反対運動の成果を受け継ぎ、さらに発展させて、松くい虫被害対策特別措置法を完全に葬り、松林への農薬空中散布をやめさせることを目的とします。
代表は、大阪大学の植村振作氏、私たちの「島根・松枯れと農薬空中散布を考える会」が事務局に、東京窓口を「反農薬東京グループ」にお願いし、スタートいたします。
今後、松枯れ行政情報や全国各地の空中散布反対運動の紹介、反対運動マニュアルの作成等を行って行きたいと考えています。
「空散はいやだ!」その思いをひとつに結集し、私たちの手で全国の空散にストップをかけましょう。又、空散中止をすでに実現された地域の方々、支援の手を差しのべてください。
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作成:1998-04-01