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t05404#国民生活センターが農薬で注意呼びかけ−「安全に使おう!家庭用殺虫剤・防虫剤」(1)#96-09
 この8月、国民生活センターが「安全に使おう!家庭用殺虫・防虫剤」と消費者に対して注意を呼びかけました。同センターの危害情報システムには、85年度以降に殺虫・防虫剤による事故が135件報告されていますが(表−略−)、このうち60件はこの3年間に寄せられたものです。今号では、この報告の概要を紹介し、次号で少し詳しく取り上げます。
1.さまざまな殺虫・防虫剤で、さまざまな事故が起きている
…事故件数は、殺虫剤90件、防虫剤45件。症状は、他の症状(表注2参照−略−)、中毒症状、皮膚障害が多く、目の障害も16件ある。
2.医者にかかる程の事故が5割近くもあり、治療1カ月以上の重症事故が5件もある。…135件中、医者の治療を受けたか否かがわかっているものは103件である。このうち、45.6%に当たる47件が医者の治療を受けている。1〜2週間の治療13件、1か月以上の治療が5件もある。重症事故が、ある種類の殺虫・防虫剤に集中するという傾向はない。
3.事故は、30〜60歳代の女性に多い…各年代にわたっているが、30〜60歳代の女性、つまり殺虫・防虫剤をよく使う人に多い。5歳以下の乳幼児の4件は、虫よけスプレーによる事故である。
4.事故は、ここ数年増加している。…93年度9件、94年度21件、95年度30件と増加傾向にある。また、夏場に多く使う商品であるため、6〜8月に多く発生。

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作成:1998-04-01