空中散布・松枯れにもどる
t06501#林野庁、もう一度県への指導を約束−松枯れ農薬空中散布による健康被害の住民への周知#97-06
現在、各地で松枯れ農薬空中散布が行われています。前号でお知らせしましたが、林野庁は、人によって薬剤の影響は異なるので、その症状を医療関係機関と周辺住民に周知するよう「農薬中毒の症状と治療」の抜粋を参考につけて事務連絡を出しました。
しかし、どの県もこの連絡を無視して、周辺住民に頭痛、下痢、めまい、目の異状、喉の異状などの農薬中毒の症状を知らせていませんでした。前号でお知らせした松枯れ農薬空中散布反対全国ネットワークの西日本事務局の渡部美津子さんと地元の反対派が香川県に出させたのが第一号です。とにかく、空散反対派が要求しなければ県は無視してもいいと思っているようです。
こうした状況の中、全国ネットワークは6月6日に林野庁と交渉し、周辺住民に健康被害の可能性を周知するよう要求しました。林野庁は指導すると約束しましたが、果たしてどの程度の指導なのか疑問があります。空散実施県にそれぞれ確認して事務局まで報告していただければ幸いです。
確認する項目は、以下の通りです。
1.最寄りの保健所、病院等に実施日時、使用薬剤の種類、「農薬中毒の症状と治療法」の抜粋を周知しているか。
2.地域住民等関係者への空散実施時の注意事項の中に、農薬中毒の症状(頭痛、吐き気、めまい、下痢、腹痛、倦怠感など)の記述があるか。
3.健康被害を受けたときの病院を指定しているか。

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作成:1998-04-01