内分泌撹乱物質にもどる
t08502#内分泌撹乱農薬出荷量ワースト3の23都道県からの回答全文#99-01
★北海道
@本年5月、環境庁がリストを公表した化学物質は、文献の中で疑わしいとされているもので、内分泌撹乱作用があると確認されたものではないので、今すぐ、規制するのは難しいと考えています。農水省において、疑われる農薬が内分泌撹乱作用を有する可能性の判別技術や当該作用のメカニズムの解析のための調査研究が開始されたところですので、新たな知見が出た段階で、適切に対処してまいりたいと考えています。
A農薬登録は国(農水省)の所轄事項であります。また、内分泌撹乱物質問題については、国で研究が開始されたところであり、知見が明らかになっていません。従いまして、現状では、道賭して確認する考えはありません。
B道の防除基準における当該農薬の適用作物は別紙の通りです。
殺虫剤
*シペルメトリン=麦、ばれいしょ、てん菜、はくさい、ほうれんそう、ねぎ、
たまねぎ、トマト、きゅうり、いちご、りんご、おうとう
*フェンバレレート=大豆、ばれいしょ、てん菜,だいこん、キャベツ、りんご
*ペルメトリン=大豆、ばれいしょ、てん菜、キャベツ、ブロッコリー、たまねぎ、
トマト、メロン、アスパラ、カスミソウ、トルコギキョウ、りんご、ハスカップ
*マラチオン=水稲、だいこん、はくさい、キャベツ、たまねぎ、なす
殺菌剤
*マンゼブ=小豆、ばれいしょ、てん菜、はくさい、ねぎ、たまねぎ、トマト、
きゅうり、かぼちゃ、メロン、まくわうり、アスパラ、にんにく、りんご
*プロシミドン=ばれいしょ、トマト
*ビンクロゾリン=−、*PCNB=−
除草剤
*2,4−D=−
*アトラジン=とうもろこし、ラベンダー、アスパラ
*アラクロール=とうもろこし、大豆、菜豆、ばれいしょ、キャベツ、いちご
*メトリブジン=ばれいしょ、アスパラ
*アイオキシニル=たまねぎ
*キザロホップエチル=豆類、てん菜、だいこん、にんじん、ながいも、はくさい、
キャベツ、たまねぎ、すいか、アスパラ、いちご
*フルアジホップエチル=大豆、てん菜、たまねぎ
*メトラクロール=とうもろこし、豆類、てん菜、にんじん
*リニュロン=小麦、とうもろこし、豆類、ばれいしょ、にんじん、ながいも、
アスパラガス
(注 *は出荷量ワースト一位の農薬)
★青森県
@食糧供給県賭して安全な農作物を生産することは絶対条件であり、本年春以来、情報収集や対応策の検討を進めているところです。
仮に、県の農薬使用基準からご指摘の農薬を全面的に削除した場合には、(1)代わりの殺虫剤や殺菌剤がなく、生産できなくなる作物がある。(2)代わりの農薬があっても、農薬の種類が少ない場合には連続使用されることにより、農薬が効かなくなる可能性がある。 など農業生産上多大な影響が出ることが予想されます。
また、代わりの農薬があるもののみ削除した場合には、削除した農薬そのものに風評被害が発生し、その農薬がなければ生産できない別の農産物の生産に支障が出る可能性もあります。
このことに加え、内分泌撹乱作用につきましては、現在のところ、明らかになっていない点が多く、化学物質ごとの評価基準等もないことから、県としては、当面は農薬の安全性評価を所掌する国の試験研究の状況等について情報収集に努めながら、適切に取組む所存ですので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
A農薬の安全性評価については、農薬取締法に基づき国が所掌しています。ご照会の件について、農水省やメーカーに問合わせて情報を得たとしても、農水省やメーカーが明らかにしない状況では、県はこれを公表する立場にないため、ご希望に添うことができないことをご理解願います。
Bご指摘の農薬の多くは全国的に使用されている農薬であり、内分泌撹乱作用の研究が不十分な段階で農作物名を公表することについては、経済不況等により農家経営が圧迫されているなかで、県が自らの農産物の風評被害を招きかねないため、回答を差し控えさせていただく旨ご理解賜りますようお願い申し上げます。
(注 キャプタン、ジラム、フェナリモル、クロルピリホスの出荷量がワースト一位)
★山形県
@内分泌撹乱作用が疑われている農薬の環境ホルモン作用については、現段階では、未解明の部分が多いため、環境庁や農林水産省等では国際的に連携をとりながら、知見の収集、判別技術の開発、撹乱作用のメカニズムの解明等の研究を進めていると聞いております。
当県としては、国の判断に基づき対処すべきと考えております。
A登録農薬の安全性評価や成分については、農薬取締法を所管する農林水産省の所掌するところであります。
B当該農薬は、全国的に多くの作物で使用されているもので、本県では、果樹ではリンゴ、野菜類ではトマト、葉菜類ではハクサイ等で使用しております。
(注 出荷量ワースト3位のキャプタンについての回答)
★埼玉県
@ 内分泌かく乱化学物質問題は、その実態や基本的なことなど未解明な点が多く、現在、国において知見の集積や関連する調査研究が進められております。
県としましては、今後の国の調査研究等の動向を踏まえ、対応を検討してまいりたいと考えます。
A基本的には農薬登録に関する問題であり、国が所管する事項と考えます。
Bペルメトリンについては、主にイチゴ、ナシ等(アブラムシ類、シンクイムシ類)で使用されていますが、アレスリン、メソミル、CATは、本県防除基準には掲載されていないため、適用については不明です。
なお、県内には関東地域大手の農薬販売業者があり他県営業所分の農薬も含め一括仕入を行っているため、統計上の県内農薬出荷量が多くなっているものと思われます。
(注 アレスリンとメソミルの出荷量がワースト一位)
★千葉県
@現在、内分泌かく乱に係る問題は、国等において種々の調査研究に取組んでいる段階であり、防除基準から削除する必要はないことが農林水産省から示されているため、県としては特別の対応をする予定はありません。
A農薬は、安全性の確認を国が行っているものであり、県としては、現段階で依頼する予定はありません。
B両農薬ともに平成10年版千葉県病害虫雑草防除基準に掲載していません。
(注 出荷量ワースト3位のシマジン(CAT)とペンゾエピンについての回答)
★東京都
@農薬の安全評価については、国においてなされており、内分泌撹乱の問題も国の判断を待つべきと考えており、現段階で、防除基準から削除する予定はない。
A農薬に限らず、成分表示が行われるべきと考えるが、農林水産省に問合わせたところ、APEの含有の有無は企業秘密であるという回答であった。
B農薬要覧に掲載の東京都出荷量は、東京を経由して出荷された量であり、東京都内での使用量を表したものではない。例えば、東京に本社がある販売メーカーが購入し、それがさらに全国に出荷されても東京向け出荷とカウントされる。
都内の農地面積は全国の0.2%であり、多量の農薬が都内で使用されている状況にはない。
(1)2,4−PA 製剤番号4401のDCMU・DPA・2−4PA粒剤、製剤番号4402の同水和剤は、水田畦畔、非農耕地を対象とした除草剤であり、都内の農業においては、ほとんど使用されていない。
(2)アトラジン 製剤番号4427のアトラジン・テトラピオン・DCMU・DPA粒剤、製造番号4430のアトラジン・DCBN・DCMU粒剤は、いずれも非農耕地を対象とした除草剤であり、都内の農業においては使用されていない。
(3)アレスリン 製剤番号491、494、718のアレスリンエアゾル、アレスリン・MEPエアゾル、アレスリン・マラソンエアゾルは、家庭園芸用スプレー式殺虫剤である。
(4)トリホリン トリホリン乳剤(サプロール乳剤)は、防除基準のキュウリ、メロン、トマト、ナス、ピーマン、イチゴ、ネギ、サヤエンドウに掲載されている、ウドンコ病の殺菌剤であるが、近年はあまり使用されていない。
(5)ペルメトリン 製剤番号1082、1083のペルメトリン(アディオン)の農作物の適用例としては、キュウリ、トマト、キャベツ、ブロッコリー、ナシ。
製剤番号1084、1090、1334のペルメトリンエアゾル(0.2%)、同(0.15%)、同(0.01%)は、家庭園芸用スプレー式殺虫剤である。
(6)マラチオン マラソン乳剤の農作物の適用例としては、キュウリ、トマト、ナス。
(注 2,4−D(複合剤)やアトラジン、殺菌剤ではトリホリン、殺虫剤ではペルメトリンの出荷量がワースト一位)
★山梨県
@内分泌撹乱物質に係わる問題については、現在、調査研究がなされている段階であり、一定の評価を受けて登録されている農薬について、環境庁リストに載ったということで、防除基準から削除すべきではないと農林水産省から説明を受けており、本県としても、防除基準から削除する予定はない。
Aノニルフェノールについても、農薬の安全性評価については、国においてなされており、調査する立場にない。
Bベノミルについては、果樹(桃、柿等)、野菜(トマト、ナス等)、水稲、大豆等の殺菌剤として使用されている。
(注 ベノミルの出荷量がワースト二位)
★群馬県
@農薬の安全性確保については、国の制度の中で厳格に管理されており、内分泌かく乱物質についても、現在、国が調査研究を進めている段階です。
県では、登録農薬に関して安全性の評価を行う制度を持たないことから、国の調査研究に重大な関心を払っているところです。
国の調査結果及び処理方針等を準拠しつつ、適正に対処したいと考えています。
Aノニルフェノール系界面活性剤が添加されている農薬については、国の発表している以上のことはわかりません。従って、県の防除基準掲載農薬に含まれるか否かもわかりません。国の見解がでた時点で改めて対処したいと考えています。
BPCNBについては、主にキャベツの根こぶ病の防除に使用されていました。現在は、フロンサイドやネビジンに切り替えられつつあります。
(注 PCNBの出荷量がワースト三位)
★長野県
@農薬の安全性については、国において評価が実施されているものであり、また、内分泌撹乱にかかる問題についても、現在国において調査研究が進められている段階であります。
以上のことから、現段階で防除基準から削除する予定はありません。
A@ と同様、内分泌撹乱にかかる問題については、現在、国において調査研究が進められている段階であり、製造業者に対して検査あるいは報告を求めることは国の権限であり、調査する立場ではないと考えています。
B(1)PCNBは、キャベツ、はくさいなどで用いられています。
(2)ノニルフェノールスルホン酸銅は、きゅうり、キャベツ、ブロッコリー、はくさい、レタス、ほうれんそうなどで用いられています。
(3)ベノミルは、水稲、りんご、なし、ぶどう、もも、アスパラガス、芝などで用いられています。
(4)キャプタンは、りんご、なし、ぶどう、ももなどで用いられています。
(5)ジラムは、なし、ももなどで用いられています。
(注 PCNB/ノニルフェノールスルホン酸銅/ベノミル(ベンレート)の出荷量がワースト一位)
★新潟県
@内分泌撹乱物質について現在調査研究がなされている段階において、登録申請に当たって添えられている急性毒性、発がん性等の毒性試験結果をもとに、国において厳しい検査が行われ、安全性について一定の評価を受けて登録されている農薬については、環境庁リストに載ったからという理由でただちに防除指針から削除すべきでないと、農林水産省からも指導を受けております。
当県といたしましても、内分泌撹乱物質に関する国の調査結果等を踏まえて判断することとしており、ただちに防除し心から削除する予定はありません。
A上記の要請事項@と同様、県といたしましては、農薬登録を行っている国において、調査を行うべきものであり、県においては調査する立場にないものと考えております。
B当県におきましては、園芸用殺虫剤として使用しており、日本ナシ(アブラムシ)での使用が一番多く、これについでチューリップ、ユリ等の花き類、ごく一部がキャベツ、水稲(ウンカ類)等に使用されているものと推測されます。
(注 出荷量ワースト1位のNAC(カルバリル)についての回答)
★富山県
@県の防除基準においては、国により安全性が確認された農薬を採用しております。内分泌系撹乱物質についても国の判断を待って対応すべきものと考えております。
AAPEを含む農薬についても、他のリスト掲載農薬と同様、国において安全性確認がなされています。このため、国、農薬メーカーに要請することは現時点で考えておりません。
Bモリネート、NAC両剤とも主に水稲に使用されています。
(注 モリネートの出荷量がワースト一位)
★静岡県
@環境庁から公表された化学物質は、文献等において内分泌かく乱作用を持つ疑いがあるとされたものであり、同作用を持つと確認されたものではないことから、現在、国において調査%研究が実施されている。国が農薬取締法に基づき、繁殖試験や催奇性試験等により生殖や次世代に及ぼす影響などの安全性評価を実施し、登録している農薬は、その評価について、県は判断できる立場ではないことから、国の調査%研究の結果を待って、判断しようと考えている。
A農薬の登録は、国が農薬取締法に基づき所管している業務であり、県はその立場ではないと考えている。
B殺虫剤ジコホール:キュウリ、ナシ、モモ、イチヂク、ブドウ、カーネーション、バラなど。
殺菌剤マンネブ:トマト、キュウリ、柑橘類、ナシ、カキ、カーネーション、キク、バラなど。
★愛知県
@農薬の安全評価は国においてなされ、農薬と内分泌撹乱作用との関連についても、現在、国において調査権糾弾会であり、本県でもその結果について見守っています。
本県の病害虫防除基準は、国で行われた農薬登録に基づき、適切な防除がなされることを目的に作成しています。従って、現段階では、病害虫防除基準から削除する予定はありません。
Aノニルフェノールについても、内分泌撹乱の観点からは他の農薬と同じ問題と考えています。従って、現段階では、県は本物質の含有について確認する予定はありません。
B本県の農業病害虫防除基準(1998年版)には、以下の作物に記載しています。
(1)アトラジン トウモロコシ
(2)メソミル サツマイモ、ダイズ、チャ、スイカ、ダイコン、ハクサイ、キャベツ、
ブロッコリー、タマネギ、ネギ、レタス、ホウレンソウ、イチゴ、ジャガイモ
(3)ペルメトリン 水稲(育苗箱)、ダイズ、サツマイモ、チャ、トマト、ナス、
ピーマン、キュウリ、スイカ、ダイコン、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、
タマネギ、ネギ、レタス、ホウレンソウ、サトイモ、ヤマノイモ、イチゴ、エンドウ
、
トウモロコシ、ジャガイモ、シソ、カンキツ、ナシ、モモ、ウメ、ブドウ、カキ、
ビワ、イチヂク、キウイ、キク、カーネーション、バラ、
(4)ジネブ サツマイモ、トマト、キュウリ、メロン、スイカ、カボチャ、ハクサイ、
タマネギ、ネギ、インゲン、エンドウ、セルリー、カンキツ、ナシ、モモ、カキ、
キク、バラ、カーネーション
(注 アトラジンとメソミルの出荷量がワースト二位、ペルメトリンとジネブがワースト三位)
★三重県
@内分泌撹乱にかかる問題は、現在調査研究がなされている段階であり、毒性に関して一定の安全性を確認し登録されている農薬について、環境庁の疑わしい物質としてリストアップされたことをもって、現段階で防除基準から削除する予定はありません。
さらに、農薬の安全性の評価については、国においてなされており、内分泌撹乱物質の問題についても国の判断を待つべきと考えています。
A農薬は、その毒性に関し、一定の安全性の評価がなされています。これは、展着剤についても例外ではありません。このため、農薬メーカーや農林水産省に含有しているかどうかを確認することは考えていません。
B2、4−PA剤は、水稲の後期処理除草剤として利用されています。
(注 2,4−PA(複合剤)の出荷量がワースト三位)
★和歌山県
@内分泌撹乱物質として環境庁がリストアップした農薬は、文献の中で疑わしいとして上げられているだけで、内分泌撹乱物質として確認されておらず、県としては国で実施されている調査研究を踏まえ、国の指導のもと、今後の対応を考えてゆきたい。
なお、県の防除指針の掲載の取りやめにつきましては、現在のところ考えていません
。
Aノニルフェノール系界面活性剤(APE)の不活性成分としての添加につきましては、農薬登録上の問題で、県の段階では判断しかねます。
Bシペルメトリン 野菜、果樹
マンネブ 花き、果樹
マンゼブ 野菜、花き、果樹
ジコホール 野菜、花き、果樹
(注 シペルメトリン、メソミル、マンネブの出荷量がワースト二位、ジコホールとマンゼブがワースト三位)
★奈良県
@本県の「農作物病害虫及び雑草防除指針」に掲載している農薬は、指定農薬(作物残留性農薬、土壌残留性農薬、水質汚濁性農薬)及び毒物を除いた登録農薬であり、農薬の登録については、農林水産省等国機関が所管しています。よって現時点では本県独自の判断でご指摘の登録農薬を指針から削除することは考えておりません。
なお、本県では環境保全型農業の推進を図るため、前述の防除指針とは別に「病害虫の発生生態と耕種的防除編」を作成し、農薬を使わない耕種的防除法の導入を図っておりますので、参考までに同封させていただきます。
A農薬登録は農林水産省等国機関の管轄となっており、都道府県段階での調査は困難であると考えています。
BTCTP:芝
ジネブ:果樹類、野菜類、豆類、いも類、花き類
以上の作物に登録があります。(注 TCTPの出荷量がワースト一位)
★兵庫県
@内分泌撹乱作用があると疑われている農薬については、
(1)文献等において何らかの疑いが指摘されているが、これらが内分泌撹乱作用を持つと確認されていないこと
(2)国内の登録農薬は、18項目にわたる毒性試験、残留性に関する試験や二世代に及ぶ繁殖試験、催奇形性試験等が行われており、国がその安全性を確認し、現在のところ問題ないとの見解であることから、兵庫県が作成している病害虫%雑草防除指導指針において、内分泌撹乱作用物質として疑いがある(環境庁リストに掲載された)という理由でその農薬の掲載を取りやめることは、現在の所考えていません。
なお、兵庫県では「有機農業」と減農薬・減化学肥料農業等を主体とした「資材適正使用・循環型農業」の2本柱からなる「環境創造型農業」を推進しています。
現在、この施策を中心に環境への負荷軽減に配慮しながら、生産性との調和にも留意しつつ、持続的で安定した農業の構築によって、安全・高品質な農産物を生産すると共に、消費者と共生する農業への転換に努めています。
A農薬登録に関しては、農林水産省等国の機関が行っていますので、都道府県において調査することは難しいと考えています。
BTCTPは芝にのみ登録があります。
(注 TCTPの出荷量が奈良県とともにワースト一位)
★愛媛県
@A農薬び安全性評価については、農薬登録制度を所管している国においてなされていることから、その状況を見守りたい。
Bアミトラズとマンネブは各種の果樹・花きで、ジコホールとマンゼブは各種の野菜・果樹・花きで適用されている。
(注 アミトラズ、ジコホール(ケルセン)、マンネブの出荷量がワースト一位)
★福岡県
本県で防除基準に採用している農薬は、国の農薬登録制度のもとに、毒性試験や残留性に関する試験等において安全性が確認されたものです。
また、農薬と環境ホルモン作用との関連については、国において調査研究が進められている状況にあり、これらの結果を踏まえて対応することとしています。
(注 出荷量ワースト1位のジネブ、シペルメトリンについての回答なし)
★佐賀県
@農薬と内分泌撹乱作用との関連については、従来、知見がなかったこともあり、農林水産省等で現在調査等を実施中であることから、その結果等を踏まえ、新たな対応が必要となった場合は、その対応について検討する考えです。
A@ の通り、現在農林水産省等で調査が実施されているところであることから、現時点で確認するつもりはありません。
B麦等の除草剤として使用しています。
(注 出荷量ワースト1位のトリフルラリンについての回答)
★熊本県
@農薬の毒性については、登録に際して多くの毒性試験や残留性に係わる試験を経ています。今後、内分泌撹乱に係わる作用性についての総合的な評価を確認して、防除基準から該当農薬を削除したり、使用の自粛を検討したいと考えています。
A農林水産省がAPEの含有する登録農薬を明らかにしないことに対して、今のところ県から確認する予定はありません。
B(1)2、4−PA:水稲
(2)リニュロン:イグサ
(3)マラソン:野菜 果樹
(注 2,4−PA(単剤)、リニュロンの出荷量がワースト一位)
★宮崎県
@国では、農薬等の内分泌撹乱物質について、各種調査・研究が開始されており、その調査%研究の結果による国の判断、方針に基づいて県の防除指針を検討したい。
A現段階では確認する考えはない。
B水稲
(注 出荷量ワースト2位の2,4−PA(複合剤)についての回答)
★鹿児島県
@国の指導を待って対応します。
A農林水産省及び農薬メーカーへ確認する考えはありません。
B農薬取締法の農薬安全使用基準では、サツマイモ、ダイコン、キャベツ、キュウリ、トマト、ナス、タバコ等が適用されています。
(注 出荷量ワースト1位のベンゾエピンについての回答)
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作成:1999-01-25