「生活環境で使用する殺虫剤等の規制に関する法律」関係にもどる
t12701#「生活環境を汚染する殺虫剤等の規制に関する法律」制定のための第一回集会、仙台で開催#02-04
「生活環境を汚染する殺虫剤等の規制に関する法律」制定を目指す第一回目の集会が4月13日(土)に仙台で開かれました。主催は「生活環境を汚染する化学物質の規制を考える議員と市民の会」「日本消費者連盟宮城グループ」「反農薬東京グループ」などが作る実行委員会でした。
当日は、宮城県、岩手県、福島県、山形県などから約90名が参加しこの問題への関心の深さを伺わせました。
集会では、議員と市民の会事務局を理論的にサポートしてきた植村振作さんが「今、何故法律が必要か」と題して講演しました。
植村さんは殺虫剤等で健康被害を受けている人が非常に多い。早く何とかしないといけないということで、化学物質一般の規制ではなく殺虫剤等に限ることにしたと説明しました。また、現行の化学物質規制法は被害者救済になんの役にも立っていないと指摘し、早急に、この法律制定が求められていると述べました。
東北地域の被害者の事例では、岩手県の女性が、ゴキブリ駆除剤で健康被害を受け裁判にいたった経過を切々と訴えました。続いて、宮城県の男性が、隣の芝生に撒かれた農薬で化学物質過敏症になったが、行政は業者の立場にたって、何もしなかった事実を伝えました。
また、山形県の男性は農薬の空中散布反対運動の長年の経過を語りました。最後に、岩手県の女性が入居したアパートの畳の下にスミチオンが撒かれていて家族全員が化学物質過敏症になった実情を訴えましたが、会場にくることはできず代読となりました。
この集会には超党派で3人の国会議員が参加し、それぞれ、法律制定に向けて頑張ると決意を述べました。
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作成:2002-04-25