環境汚染にもどる
t13404a#神奈川県でカラス、福島県で魚大量死は原因不明#02-11
10月10日から22日にかけて、神奈川県綾瀬市にある本蓼川墓園や光陵公園で、死んだカラス87羽が発見されました。またも農薬混入事件か、あるいは、現場がアメリカ軍厚木基地の近くでもあり、今、同国で問題となっている西ナイルウイルスの浸入か(t09606参照)との思いにかられ、原因調査しているという神奈川県衛生研究所に問い合わせてみました。
25日に、明らかにされた調査結果では、霊園内で死んでいたカラス2羽の臓器からは、有機リン系/含窒素系/有機塩素系その他農薬114種、砒素・タリウムほか11種の金属類がいずれも検出限界以下、また、国立感染症研究所で調べたカラス6羽と霊園で採取した蚊の西ナイルウイルス検査はいずれも陰性だったとのことでした。結局、大量死の原因は不明なままとなっています。
アメリカ軍の準機関紙「星条旗新聞」では、基地内で死亡したカラスを見つけたら、触れないで、憲兵隊に届けでるようにとの記事がでていますから、本国より西ナイルウイルスが持ち込まれることに気を使っているようです。
一方、福島県では、国見町の農業用水路で、10月19日に魚が死んでいるのがみつかりました。水路の水が流入する滝川や水を引き込んだ池も影響を受け、500匹以上のコイやフナなどが死にました。国土交通省福島工事事務所による水質検査が実施されましたが、農薬類(分析対象不明)は検出されなかったということで、このケースも原因不明でした。
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作成:2003-02-27