改定農薬取締法関係にもどる
t13601#「アイガモも牛乳も農薬?これはおかしい改正農薬取締法」集会に300人参加−強まる改定農薬取締法批判#03-01
1月12日に農薬問題緊急集会「アイガモも牛乳も農薬? これはおかしい改正農薬取締法」が東京の国民生活センターで開催されました。反農薬東京グループや日本有機農業研究会、産直産地リーダー会議など26団体の呼びかけで約300人が参加し、会場は超満員でした。
昨年12月に成立した改定農薬取締法は今年の3月10日から施行になります。今まで何度も報告してきたように、改定法は、危険な化学農薬の規制というより、「特定農薬」の新設によって有機農業生産者を圧迫したり、農薬の適用作物のグループ化などで農薬使用拡大につながる内容です。しかも、生産者や消費者の合意を得ることなく、素早く決めてしまうという農水省の策略がミエミエで、とんでもない内容が法律、省令で決まってしまいます。
集会の基調講演で、中島紀一茨城大学教授は「無登録農薬問題で現行農薬取締法のずさんさが暴かれたが、問題の根本的解決が、特定農薬問題、適用規制の大幅緩和などに見事に逸らされている」と指摘し、農薬取締法の抜本改定が必要だと主張しました。
続いてパネルディスカッションで、全国合鴨水稲会代表世話人の古野隆雄さん、山形おきたま産直センターの渡沢賢一さん、神奈川県有機農業研究会副会長の伊藤康江さん、反農薬東京グループの辻万千子さんが、それぞれ問題提起をしました。
集会はアピールをだし、農薬規制、脱農薬の政策転換を強く求めました。なお、詳しい内容は集会事務局がパンフを発行する予定です。
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作成:2003-01-25