街の農薬汚染にもどる
t15608a#くん蒸剤や家庭用殺虫剤による火災等#04-08
4月13日、長野市の食品会社のゴミ置き場で、火災と異臭が発生しました。社内で、9日から12日まで、リン化アルミニウム錠剤でくん蒸処理をしており、回収された廃剤をゴミ置き場に保管していたそうですが、残存していたリン化アルミニウムが火災の原因だと考えられています。この剤は、水分と反応して、猛毒のリン化水素が発生する「特定毒物」であり、廃棄方法に問題があったと思われます。
 5月30日には、山口市内の住宅で、スプレー式殺虫剤缶が、ストーブの火で爆発、まわりが焼け、住民が軽い火傷を負ったということです。
7月3日、高崎市の観音塚考古資料館で火災が発生し、倉庫とパネルが燃えました。同館では、6月30日から、横浜市の業者の手で館内のくん蒸剤処理が行なわれていましたが、最終日のこの日、換気中の送風機がショートし、その火花で火災となりました。
 7月30日には、千葉県九十九里町のいわし博物館の文書倉庫で爆発がおこり、館員の方2名が死傷するという事故が起こりましたが、同所は天然ガスの発生地帯にあり、床の割れ目等から浸入したガスが倉庫内に充満していたのに気づかず、文書くん蒸処理のため、点火型くん煙殺虫剤を使用したことが原因と考えられています。天然ガス地帯の点検が重要ですが、安易なくん煙剤の使用も厳禁です。

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作成:2004-11-25