改定農薬取締法にもどる
t15608f#防除基準誤記載、ラベル表示違反の懲りない面々#04-08
 記事t14504で、都道府県が作成した農薬防除基準の誤記載が31都府県で1587件みつかったことや農薬メーカー23社が容器表示違反をしていたことを紹介しました。  ところが、またしても、同様な事態がおこりました。
 7月20日、フマキラー社は、殺虫殺菌剤「カダンSPII」(登録番号19664、ペルメトリン・チオファネートメチルエアゾル)の一部ロットに最終有効年月の記載漏れがあり、製品を回収することを発表しました。シュッとひとふきの家庭用殺虫剤の販売に忙しく、農薬のラベルまで、眼が行き届かなかったのでしょうか。この件では、7月30日に農水省も、報道発表しています。

   フマキラー社からのお知らせ

   農薬の容器又は包装に係る表示の欠落について

 7月29日には、群馬県の防除基準で、スモモの栽培に用いる抗生物質系殺菌剤「アグリマイシン―100」の希釈倍率に誤りがあることが判明しました。県が作成した防除基準では1983年から、西部農業総合事務所の作成した防除暦では1990年から間違いがあったとのことです。昨年実施されたチェック(ワースト1の192件の誤記載があった)に漏れがあっただけでなく、1994年までは、スモモには適用外だったこともわかりました。今後もまだでてくるのではと気懸かりです。


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作成:2004-11-25