空中散布・松枯れにもどる
t22302#農薬被曝事故は業務上過失傷害か、警察が被害届を受理
(その7)事故後の経済産業省や日本ゴルフ協会などの対応#10-03
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【電子版資料集】第4号<無人ヘリコプター農薬散布∞現状と問題点>
【参考サイト】アコーディアゴルフのHPにある習志野カントリークラブ
スミパイン乳剤、サンケイ化学にあるスミパイン乳剤のMSDS
且O商、ヤマハの無人ヘリコプターの頁と千葉スカイテック
千葉県印西市の習志野カントリークラブでの、農薬事故については、印西署が被害届を受理して半年以上が過ぎましたが、まだ、警察の動きはありません。
一方、事故を知って、私たちが問合せた千葉県や農水省の担当部署も、習志野CC及びその植栽管理をしていた且O商、無人ヘリコプター空中散布を実施した千葉スカイテックも捜査中ということで沈黙を守ったまま。結局、ゴルファーがプレイ中なのを確認せずに、農薬を散布したことを認めた以外、被曝実態は不明です。
そんな中、昨年10月、私たちが送った要望書に、同類事故再発防止のため、所管先や会員に通知するとした、経済産業省、ゴルフ関連3団体に、その後の具体的に取られたアクションについて、尋ねてみました(問合せ文書)。回答が来たのは経産省と2団体です。
全国ゴルフ場関連事業協会は回答なし。
ゴルファーの緑化促進協力会は、昨年11月、会員あてに、私たちの要望メールを添えて、「ゴルフ場における農薬健康被害の発生について」という文書を送付した上、習志野CCの親企業である.アコーディア・ゴルフ社長宛に理事長名での質問状を送ったそうです。
経済産業省は、11月13日付けで、所管の関係業界団体に対し、法規制や通達の遵守等についての周知徹底を促す事務連絡の発出をしてくれました。
日本ゴルフ協会は、「弊協会に、国内のすべてのゴルフ場が加盟しているわけではありませんので、より多くのゴルフ場の支配人の集まりである支配人会より、昨年12月付けで農薬の適正使用に関して注意を喚起した」とのことでした。
*** 日本ゴルフ協会 の 注意喚起文書 ***
、平成21年12月9日
日本ゴルフ場支配人会連合会
常任幹事 各位
日本ゴルフ場支配人会連合会
会長名
拝啓 時下益々清栄のこととお慶び申し上げます。
扨、ご高承の通り農薬並びに農薬取り扱いに関する問題が昨年から今年にかけ提起され
ております。斯界に於いて今後適切なる対応の布石とすべく以下の通り発生事例のご報
告を兼ね充分なる注意喚起をお願い申し上げます。 敬具
記
農薬危害防止について(事例概要)
○平成20年島根県出雲市に於いて農薬空中散布の為学童1200名以上が眼や喉の痛みを訴
え、本年度から空中散布が中止された。
本年6月千葉県某カントリークラブに於いてプレーヤーに農薬空中散布を周知せず、
プレー中に有機リン系スミチオン含有殺虫剤が無人ヘリにより空中散布され、プレー
ヤ3人中2人が農薬による健康被害を受ける事故が発生、1人は心臓動悸が酷く病院
へ緊急搬送された。
農薬使用に当たってはいまだ周辺環境への配慮が充分でなかった事例、農薬ラベルの
確認不徹底などに起因する農薬取締法に基づき遵守することを義務付けられた農薬使
用基準に違反した事例が散見されている。
これらに鑑み日本芝草研究開発機構より国及び地方公共団体の緊密な連携の下、関係
諸団体の協力を得て農薬危害防止運動を全国的に実施する旨、本運動の効果的推進に
ついての協力依頼があった。我々業界に職する者として農薬に関する法令を遵守しゴル
フ場は「緑のオアシス」といわれる所以のイメージ崩壊がされないようエコ活動の分野
からも真剣に取り組んでいただくことを切望するものであります。 以上
追記 上記内容に関してましては、貴地区において充分内容の伝達が行われますよう
ご多端の折恐縮に存じますが意のあるところをご高察いただきよろしくお願い申し上
げます。
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作成:2010-08-27