農薬の空中散布・松枯れにもどる
t24002#長野県のてんとう虫情報記事訂正要求を拒否しました#11-08
記事t23908で、長野県森林づくり推進課からのてんとう虫情報掲載記事t23703の訂正申し入れについて、その経緯を報告しましたが、8月15日に、「訂正に応じない旨」の下記回答書を送りました。県からの回答とともに、以下にその内容を示します。
***** 長野県への回答 *****
過日、お申し入れがありました当グループ機関誌237号の「長野県の空散のあり方検討
会中間報告批判」の連載記事その2の記載内容訂正の件について、お返事します。
私たちは、記事の訂正要求に応じるつもりはありません。私たちの主張や貴課の考え方
は、双方のやりとりを詳しく説明したてんとう虫情報239号の記事「長野県のてんとう虫
情報記事訂正要求の経緯」で、機関誌読者に十分伝わると思います。
そもそも、この問題は、貴課が、「勘違いだから、てんとう虫情報の記事を訂正しろ」
と申し入れてきたことから始まっています。私たちは、当該記事は、表題にあるとおり、
中間報告批判であり、パブコメ意見を紹介したものであるとお伝えしてきました。
8月11日の検討会議で提示された「松くい虫防除のための農薬の空中散布の今後のあり
方(案)」では、問題となっていた表7から何の説明もなしに、「空中散布の実施基準及
び実施できる森林の指定」が削除されています。つまりは、私たちの指摘が正しかった、
あるいは、最低、誤解を受けやすい表現と認めたことの結果かと思います。しかし、この
訂正は、単に上記の説明文を削除しただけです。貴県の防除実施基準についての私たちの
考えは、7月7日の意見・質問書に述べたとおりで、防除実施基準には、空中散布ができ
ない場所を誰にでもわかるよう、はっきりと書いて下さい。
今回の貴課の機関誌記事訂正申し入れは撤回すべきです。市民団体に対するこのような
申し入れは、言論・表現の自由を侵すもので、頭ごなしの訂正要求はあまりにも無神経で
す。長野県が市民団体にこのような申し入れをしょっちゅうしているとしたら、重大な問
題です。
私たちは、松枯れ対策を人や自然環境に悪影響を与えてはならないとの考えから、貴県
に対して、さまざまな情報を提供するとともに、建設的な提案を行ってきました。
私たちの主張を謙虚に受け止め、よりよい改善の方向を模索していただくようお願いし
ます。
***** 長野県森林づくり推進課からの返信(8月17日) *****
8月15日付けで御意見をいただきましたが、当課の見解を御理解いただけず、誠に残念
と考えているところです。
今後とも、長野県の森林・林業行政につきまして、御理解を賜りますよう、よろしくお
願い申し上げます。
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作成:2011-09-26