反農薬東京t24803

t24803#市町村に丸投げされた長野県での松枯れ空中散布～坂城町は再開へ#12-04
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【参考サイト】島根県出雲市：「出雲市松くい虫対策・森林再生等基本方針」策定と方針本文
　　　　　　　長野県：農薬の空中散布検討連絡会議の頁
　　　　　　　　　　　松くい虫防除のための農薬の空中散布の今後のあり方
　　　　　　　　　　　県報(4月26日にある公告（森林病害虫等防除法に基づく長野県防除実施基準）の一部改正

　長野県の松くい虫防除対策協議会での論議について、県へ意見書を提出していましたが(記事t24707参照)、回答が来ましたので、その内容を紹介します。
　県によれば本年度に、空中散布を計画している市町村は、飯田市、駒ヶ根市、筑北村、麻績村、生坂村、大町市で、実施を取りやめた市町村は、豊丘村とのことです。
　報道によれば、上田市は空中散布中止を継続することにしていますが、千曲市や坂城町は、実施をめざして、4月12日に住民説明会の開催しました。坂城町は、6月18日に、２個所25haでエコワン３フロアブルの散布を計画していることが明らかになりました。
　なお、島根県出雲市は、4月2日、空中散布を実施しないで、今後５年間の計画として「松くい虫対策・森林再生等基本方針」を公表しました。

★県防除実施基準の意見書は配布したが
【参考サイト】長野県：長野県森林審議会保全部会(3月21日)と新防除実施基準
　防除実施基準を審議する、3月21日の「長野県森林審議会保全部会」を前に、提出した当グループの意見書に対して、県の回答は『いただきました御意見は、参考にさせていただきます。なお、本件につきましては、「長野県松くい虫防除対策協議会」における検討は終了しておりますので、今後、会議を行う予定の「長野県森林審議会保全部会」の委員に対してのみ、御提出いただいた意見書を配付させていただきます。』というのみで、結局、私たちの意見は取り入れられず、殆ど改定素案通りに決定されました。
　県防除実施基準は４月26日付け県報で公告されました。

★協議会設置要領は変えられないと
　当グループの松くい虫防除対策協議会設置要領についての意見書への回答は『いただきました御意見は、参考にさせていただきます。
　なお、本件につきましては、「長野県松くい虫防除対策協議会」における検討は終了しており、また、「長野県森林審議会保全部会」における審議の対象にはなっていないため、今後、会議等を行う予定はありませんので、御提出いただいた意見書のこれら委員等への配布は、行わないことにさせていただきます。』とあり、設置要領は、２月16日(木)に公開で開催された同協議会において検討を終えているとのことでした。メンバーから削除された「長野県の農薬空中散布を考える会」と「信州の緑と野鳥を守る会」に替わる団体は、今年度中に、公募されるということです。

★天幕くん蒸については聞きおく
【関連記事】記事t24607
　補助金を交付する県として、天幕くん蒸の状況を知らせないことは無責任だと、追求しましたが、県は『補助事業の実施において、必要な事項につきましては、補助金を交付する際に、個々に確認しておりますので、御指摘の実施計画を入手する必要はないと考えております。また、県には、国に直接提出された計画を公表する権限はありません。』とし、天幕くん蒸を実施する場合の注意事項を文書化し、実施者の指導強化については、『実施主体の市町村において適切に行われているところですが、指導等の必要があるかどうか、検討をしてまいります。』との答えで、全て、聞きおくという態度です。

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作成：2012-07-26