[千葉県回答] 『この度の事故に関する情報については、今後の事故防止の観点から、農林水産省 の通知に基づき情報を収集し回答しておりますので、県からの回答は控えさせてい ただきます。なお、本件を含め事故に関する情報は、農林水産省が次年度以降の無 人ヘリコプターによる空中散布等安全対策に必要な情報として年度末に取りまとめ、 公表することになっています。』農水省へも同じような問い合わせをしましたが、『個々の事故に関する情報については今後の事故発生防止のためとして調べていますので、当方からの回答は控えさせていただきます。』との回答でした。
■ヤンマー製無人ヘリコプターAYH-3型に接触してオペレーターが死亡■ テレビや新聞報道をまとめると事故経緯は次のようです。 無人ヘリコプター事故は、7月18日の朝8時半ごろ、千葉市君津市大戸見で、水田に農薬を空中散布しようとしていた時におこりました。農家から、水田防除を請け負った被害者が無人ヘリを操作していましたが、近くの電線を避けるため、操作をしたこところ、ヘリが急降下し、その回転翼に頭を接触して、死亡したということです。 現場の映像をみると、事故機は、ヤンマー製のAYH-3型で、回転翼が曲がっている程度で、機体に大きな損傷はなく、地上に激突したわけではないようです。農林水産航空協会発行の「産業用無人ヘリコプターによる病害虫防除実施者のための安全対策マニュアル」によると、安全操作のために、オペーレーターは機体から20m以上離れるよう指導されていますが、機体とオペレーターの位置関係はどうだったか、問題の機体がどのような飛び方をしていたかなどは、よくわかりません。 |