街の農薬汚染にもどる

t31803#PPV(梅輪紋ウイルス)感染地域変更であわただしくパブコメ#18-02
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【参考サイト】農水省:平成29年度ウメ輪紋ウイルス対策検討会 概要
           平成29年度のウメ輪紋ウイルスに関する調査の概要(2018年2月7日現在)
        ■プラムポックスウイルスの緊急防除に関する省令及び
         緊急防除に関する告示の一部改正案についての意見・情報の募集について改定案の概要

 今年最初のパブコメ意見募集は、1月11日に農水省が発した「プラムポックスウイルス(以下PPVという)の緊急防除に関する省令及びプラムポックスウイルスの緊急防除に関する告示の一部改正案についての意見・情報の募集について」で、募集期間は1週間にも満たぬ、1月15日締切というあわただしいものでした。

★非公開の検討会の内容も不明
 PPV省令及び告示で定める防除区域の改定内容は、2017年10月31日、非公開で開催された平成29年度ウメ輪紋ウイルス対策検討会の論議の結果でてきたもので、
  ・あらたにPPV感染が東京都福生市、神奈川県横浜市及び川崎市、岐阜県各務原市、愛知県犬山市、
   江南市及び一宮市並びに大阪府八尾市の一部地域)を追加する。
  ・根絶が確認された地域(東京都昭島市、あきる野市、青梅市、八王子市及び羽村市並びに
   兵庫県川西市及び宝塚市の一部地域)を除外する。
 ということで、結局、2月7日の官報で原案どおり発令されました。同時に、囲みにある調査資料も公表されましたが、アブラムシ防除のための農薬散布に間に合うようにとの意図がみえみえのものです。わたしたちと青梅市の市民グループ「住宅街での農薬散布中止を求める会」のパブコメ意見を紹介します。

★反農薬東京グループのパブコメ意見
   当グループの意見と農水省のパブコメ結果回答
    官報2月7日号掲載の新旧比較表

  【意見1】意見募集期間があまりにも短かすぎる。今回改定された地域ごとに、住民への説明会が、
    いつどこで行われたか。その時の出席者はそれぞれ何名だったかを明らかにされたい。

  【意見2】今回改定された地域ごとに、改定根拠となるデータを開示されたい。
    また、詳細を開示しないで、拙速に、アブラムシ対策の農薬散布を実施することのないよう指導されたい。

  【意見3】青梅市では、毎回「住宅地等における農薬使用について」(以下、住宅地通知という)が
   遵守されないで、アブラムシ対策の農薬散布が、実施されている。住宅地通知を守らない防除業者は、
   散布する資格がないので、以後は入札からはずすよう指導されたい。

  【意見4】当該各自治体には、ppv対策の住民説明会、万一、住宅地域で農薬散布する場合は、
   住宅地通知に基づき、事前通知の実施や散布地域住民の了解を義務付けることを目的とした、
   条例や要領、要綱を制定するよう指導されたい。

  【意見5】前記の条例や要領、要綱を制定しない自治体や住宅地通知を遵守しなかった自治体、
   実施主体、防除者には、国からの補助金を返還させることを明記した通知・告示等を発出されたい。

  【意見6】万一、農薬散布で住民の健康被害がでた場合は、速やかに公表し、国の責任で、
   環境調査や治療等を行い、当該地区の自治体に補助金を返還させるとともに、以後、補助金の交付を
   中止すべきである。
★青梅市市民グループのパブコメ意見 −省略−

★有無言わさぬアブラムシ駆除農薬散布
【参考サイト】青梅市:梅の里再生情報
           広報おうめ2018年2月15日号p-2

 青梅市の市街地では、昨秋のコルト顆粒水和剤(ピリフルキナゾン20.0%)につづき、今春の散布は、記録的な大雪・寒さのアブラムシ活動への影響が不明のまま、2月19日〜3月12日、区域を拡大して、ウララDF(フロカミド10%)の予定です。
 国が緊急防除指定を解除しても、アブラムシ駆除の農薬散布が予防的に継続される恐れがあることにも注意を要します。
都府県・      調査    感染   調査   感染      都府県・      調査    感染   調査   感染 
      市町村   園地数 園地数 植物数 植物数          市町村  園地数 園地数 植物数 植物数
東   昭島市       582    20     1,498     26       岐阜各務原市*   985     53     2,161    112 
     あきる野市  3,665   110    14,059    174       大  河内長野市    275      4       300      7   * 
京   青梅市     7,426   123    24,695    139           富田林市    1,220     24     1,884     38   印
     八王子市    1,526    13     5,917     16       阪   堺市         205      0       239      0   は
都   羽村市     1,663    15     4,847     15          大阪狭山市     287      1       446      1   本
     福生市*    766    21     2,276     27       府   柏原市        64      1        73      2   年
     奥多摩町     213     2       873      2           高槻市        238      1       278      1   新
     日の出町    1,692    38     7,870     54           東大阪市      440      1       740      1   た
     東久留米市  1,330     8     4,220      9           藤井寺市        6      1         7      1   に
神奈 横浜市*   4,592   717     9,848  1,139           八尾市*    1,129     41     3,209     74   感
川   川崎市*   1,000    38     1,956     53           河南町        114      2       805      7   染
埼   入間市      209     3       734      3       兵  尼崎市        764      2     1,614      2   地
玉   所沢市      286     1       447      1           伊丹市      1,757     23     3,940     31   域
愛   一宮市*    819    14     1,702     44       庫  川西市       661      7     3,400    1 4   に
     犬山市*   1,055    38     2,717     79           宝塚市      1,497      8     3,936     10   追
知   江南市*   1,024    72     2,033    109       県  西宮市        430      1     1,035      1   加
     大口町      359     5       694      8       その他           1,988     0   176,136      0   指
県   扶桑町      498   103     1,306    150       総計      40,765   1,511 287,895   2,350  定

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作成:2018-04-30