嘘つき電気オーブンちゃん♪
お菓子作りをしているときに、レシピどおりの温度と時間で焼いているのに、パウンドケーキの中まで火が通らない・・・・・・とか、スポンジがうまく膨らまない・・・・・・と、いう経験をしたことはありませんか?
もし電気オーブンをお使いなら、たぶん犯人は庫内の温度です!
電気オーブンはガスオーブンに比べて、立ち上がりの遅いのはもちろんのこと、庫内の温度もかなり低いのです。
例えば、180度に設定していて、ピーピーと鳴って「180度になったよ〜」と教えてくれたとしても、その時の庫内の温度は110〜140度程度。
だまされちゃあ、いけません(笑)。
これは、私がオーブン用の温度計を購入してから分かったこと。
それからは、私は我が家のオーブンのことを「嘘つき電気オーブンちゃん♪」と呼んで、オーブンの温度表示は信じないで、庫内に置いた温度計とニラメッコしながら、ケーキやパンを焼いています。
我が家のオーブンは、某国産メーカーの最上位機種。
それでもこれくらいの温度差があるのですから、ほとんどの電気オーブンで同じような現象が起こっているのでは?
お菓子やパンを極めたい方には、このオーブン用温度計の購入をおすすめします。
クオカや富沢商店などで扱っていますよ(私は富沢商店の店頭で購入しましたが、富沢のオンラインショッピングでは取り扱いがないようですね・・・)。
そして「オーブン用の温度計をわざわざ購入するのはちょっと・・・・・・」という方には、次のような秘策を伝授しますね〜*
@少し早めに予熱をしておき、ピーピーとなってから10分ほど経過してから入れる。
または
A設定温度を30〜50度ほど高めにしておいて、入れてから本来の温度に目盛りを下げる。
こうすることによって、ご希望に近い温度で焼けると思います!
私がレッスン中にも「嘘つき電気オーブンちゃん♪」と呼び続けているので(笑)、生徒さんにはこの事実は浸透しているみたいで、「ピザがパリッと焼けないのですが・・・・・・」「タルトの底がグジュグジュして〜」と言っていらした方も、この方法でおいしいビザやタルトにありつけたようですので、電気オーブンをお使いの方は一度おためし下さいネ。
また、ピザやタルトの底をカリッと焼きたい時は、予熱の段階から天板を入れて、天板を温めておくのもお薦めですよ。
嘘つき電気オーブンちゃん♪で焼いたタルトポワール