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ふきは、昔からセキやタンに・・・
きびしい寒さに耐えた春の野菜は、ふきのように
ほろ苦さと特有の香りをもつものが多いようです。
春先は黄塵がまい、のどの痛みやせきに悩まされたり、皮膚のトラブルも起きやすく、ニキビ、吹出物に困ったりします。
この時期、しゅんを迎える「ふき」は、昔からタンのきれをよくし、せき
をとめる民間療法につかわれてきました。呼吸器、肌のトラブルの起きやすい季節に、その薬効をもつふきが、シュンとなって八百屋に出まわる−自然の摂理の不思議さ、有難さを感じます。
ふきはアクが強いため、必ずゆでてから調理しましょう。お鍋に入る大きさに切って、塩をふり板づりしてから熱湯でゆでると青い美しい色と香りが出ます。ふき葉にもセキやタンを静める作用がありますので、若く美しい葉はすてず、ゆでて水にさらしアクをとって佃煮風にして利用しましょう。
● ふきの効用
タン・セキなど、気管支の粘膜炎症など。気管支喘息便秘・・・繊維が腸の働きをさかんにする、食欲増進、
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