■生活習慣病 子宮がん
 

資料:厚生省「患者調査」 平成8年

膣部の内面は扁平上皮の粘膜に、一方子宮頸部の頸管は円柱上皮の粘膜にそれぞれ、おおわれこの粘膜の境界部にがんが発生しやすい。一般に44歳以前の若い年代の方は子宮口の膣側に多く発生し、閉経前後の45歳以降の方は子宮頸管内部に多く発生する。したがって年齢層の若い方は子宮の外側にがんが発生するので、性交接触時の出血や痛みの症状が出やすいので発見も早い。一方、高齢者の多くは子宮の内側に発生するので、症状の出現が遅い。発見した時はすでに進行がんのケースが多い。
毎年、定期検診を受けることが大切です

 


女性のがんの30%は子宮がんで、子宮の頸部にできる子宮頸がんと子宮の内膜にできる子宮体がんとに分けます。子宮がんの85%は子宮頸がんで、子宮体がんは15%で、やや増加傾向にあります。子宮頸がんの多発ピークは45歳から64歳。最近初交年齢の若年化の影響で、20代の増加が問題になっている。米国がん協会は「18歳以上、もしくは性交初体験の女性すべてにスメアテスト(子宮頸部細胞診)の検診を毎年受けるよう」勧告しています。

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