末期ガン奇跡の生還率 チベット冬虫夏草の衝撃の記録
 中道昭二有田禎二 /牧野出版 99/10出版 からの抜粋

「日本冬虫夏草」超健康法(末期ガンも撃退する驚異のキノコ)」
矢萩信夫 矢萩禮美子/ワニブックス出版 94/10出版 196p ¥1,200

 

 

「日本冬虫夏草」超健康法(末期ガンも撃退する驚異のキノコ)から引用しながら紹介します。

「はじめに・・・・・冬虫夏草の驚異的な制ガン作用!」
 「虫に寄生する奇妙なキノコ、冬虫夏草との出会いは、実にひょんなことがきっかけでした。
 あれは、確か昭和42年(1967年)頃のことです。たまたま、シイタケを育てるオガクズ培地に、シイタケとは違う妙な形のキノコが生えているのを見つけました。
 種類の判別に困った私たちは、菌類の研究者、満水大典先生の家へ行き、見ていただくことにしました。
 サルノコシカケ科菌類の権威者(菌類学者)、故・今関六也先生の定義によると、それは「ヤニタケ」と呼ばれる、サルノコシカケ科に属するキノコではないかということでした。
 そのとき、先生の部屋の壁にかけられていた一枚の絵が私の目にとまりました。それは、虫からキノコが生えている絵でした。
 先生に、その奇妙なキノコの絵について尋ねると、「冬虫夏草というキノコで、昆虫に菌が寄生し、その栄養分を吸いながら育つ」と教えられました。
 自分が生きるために昆虫の栄養分を分解し、それを吸収して育つキノコ。
 それは、虫を死にいたらしめる病原菌のようなもの、虫にとっては天敵といえるでしょう。
 そして、それは人間の細胞をエサにして増殖する人類の天敵、ガン細胞の性質によく似ているように思えたのです。
 いま思えば、虫に寄生するキノコとガンを結びつけるとは、あまりにも大胆すぎる発想だったと思います。しかし、「冬虫夏草が昆虫のたんぱく質を分解し栄養源とするなら、たんぱく質で形成されているガン細胞も分解してしまうのではないか?」・・・どうしても、この二者を切り離して考えられなくなってしまったのです。
 というのも、以前からサルノコシカケの制ガン作用について研究してきたことが、その発想を生み出したともいえるからです。サルノコシカケとは、植物の栄養分を吸収して生きるキノコのことです。
 サルノコシカケの菌が寄生したフナの木などの植物からは、菌から身を守ろうとする物質が出て、やがてそれがサルノコシカケに集まります。その成分は免疫機能を高め、ガン細胞の増殖を防ぐ働きがあります。
 同じような理屈で、冬虫夏草にも免疫機能を高める物質が含まれているとしたら、植物よりも人間に近い虫のほうがより強い手応えが得られるのではないか?(略)」
 著者は上記のような出会いと推理から、冬虫夏草の研究に入られるのです。
 そして、長い年月の研究の結果、様々な実験に取り組んで、「冬虫夏草を知った当初の私たちのカンは、ほぼ当たったといっても過言ではないでしょう。」と書いておられます。