コラーゲン
 

細胞と細胞をつないで支える、打たれ強い体を作る大切な成分。


 

コラーゲン

 皮膚の真皮(内側の柔らかい部分)の70%を占める、弾力性のある成分がコラーゲンです。最近では化粧品やヘアケア製品などにコラーゲン配合がうたわれることも多くなり、その知名度が高くなりました。

 コラーゲンは骨、軟骨、腱、内臓、皮膚などに含まれていますが、特に骨にはコラーゲンが多く含まれており、カルシウムのような無機質を除くと乾燥重量100gあたり88gがコラーゲンです。骨の60%以上はカルシウムですが、これにコラーゲンが加わることによって単に「堅い」だけでない、「弾力性」のある強さを作っているというわけなのです。よほどの衝撃にあわない限り、骨が粉々に砕けてしまうことがないのは、コラーゲンが体という建築物を支える鉄骨の柱のような役目を果たしているからなのです。

 コラーゲンは動物の骨や皮、内臓などに多く含まれていますが、食生活が豊かになるにつれてそれを余分なものとして捨てるようになり、美味しい身だけを食べるようになりました。その結果、私たちのコラーゲンの摂取量は減り続けてしまっています。健康食品などによって、積極的にコラーゲンを食生活の中に摂り入れていくと良いでしょう。