■生活習慣病  高血圧

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本態性高血圧症の原因とメカニズム


 

 本態性高血圧症の原因ははっきりしませんが、引き金になる要因としては、加齢やストレス、塩分、高カロリーの食事、性別、家族歴、運動不足、酒、タバコなどが考えられます。
 例えば、40歳ころになると、血管の中にたまってきたゴミが血液の流れを妨害するようになるため、血圧が高くなります。これは、どんなに気をつけていても避けられません。

 強い精神的なストレスを受けると、交感神経が強く緊張して血管を強く収縮させるので、血圧が高くなります。また、血圧を上昇させるホルモンが血液の中で増え、脈拍も速くなります。
 また、塩分をとりすぎると、余ったナトリウムがからだの中にたまり、循環血液の量が増えるため、血圧が高くなることがあります。もちろん、たくさん塩分をとっても血圧が正常な人もいます。ただ、統計的には、一日におよそ七グラム以上ナトリウムをとる人に高血圧が多いといわれています。

 家族歴も関係していると考えられます。両親のどちらかが高血圧症である場合、子どもが高血圧症になる確率はかなり高くなるというデータもあり、食生活が似ていることも要因のひとつと考えられます。

 


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