血圧が高いと、血管に負担がかかり、様々なダメージを与えます。心筋梗塞、脳卒中など、致命的な症状を誘発してしまいます。
最高血圧(収縮期血圧)が160ミリ以上、最低血圧(拡張期血圧)が95ミリ以上の場合、いわゆる“血圧が高い”ということになります。高血圧の人は、血液中にコレステロールやインスリンが増加している状態です。このため、血管の壁がもろくなって破裂したり、血の塊がヘドロのように付着する粥(じゃく)状動脈硬化を起こしやすくなるのです。
このように、血圧が高いと血管はボロボロに傷んでしまいします。心筋梗塞、脳卒中などの怖い疾病に襲われるのは、ほとんど時間の問題です。血流が阻害されると、メインポンプの心臓は肥大して疲弊し、心臓も弱体化していきます。
体内ではポンプ(心臓)とパイプライン(血管)の損傷が、静かに潜行していくわけです。水道管大破裂の恐ろしいイメージです。高血圧は早めに治療しておく必要があります。
予防効果として、DHA(ドコサヘキサンエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)がよいと言われています。日本国内では、エパデールと言う医薬品でEPAが高血圧の患者さんに補助的に使用されています。 |