狭心症は後に心筋梗塞に進行します。発作が起こったら、直ちに使用するニトログリセリンを常に携帯するなんてことにならないためにも。
心臓の筋肉(心筋)に酸素を運ぶ役割を持つのが冠状動脈です。その部位が動脈硬化を起こし、心筋が一時的に虚血(酸素不足)状態に陥るのが狭心症です。動脈硬化により、動脈の内腔が狭まり、運動などによって酸素消費量が増加したときに、心筋が必要とする酸素が供給されなくなるのです。
症状としては、胸の中央から左側にかけて、“胸がギュッと締めつけられる”“胸が圧迫される”などの胸苦しさが特徴です。左の肩から腕にかけて、痺れ感、重圧感などを伴って広がることが多く、ときには、胃のあたり、背中、肩などに苦痛を覚えることもあります。
狭心症は心筋梗塞に比べて虚血の程度は軽いのですが、心筋梗塞に移行する危険もあるので要注意です。そうなると、突然死を招きかねません。生命のビートを、せっせと刻み続ける心臓・・・そこに危険なトラブルが発生しないよう、日々、細かく点検していく必要があります。
日頃の血流をよくするためには、ビタミンEや西洋サンザシのエキスがよいと言われています。 |