かゆい発疹に悩まされる、じんましん。慢性化すると集中力が失われ、仕事や勉学の妨げになります。
じんましんは、皮膚の毛細血管の周囲にあるマスト細胞から、ヒスタミンが遊離されるため、その部分の毛細血管が拡がり、また透過性が増すため、血液中の血漿たんぱくが血管外にしみだして、発赤を伴ったふくらみ(膨疹)を生ずるものです。
皮膚が赤くなり発疹が出ますが、まもなく消えたり、数時間あるいは数週間続いたり。形は様々ですが、大きなミミズ腫れになることもあります。ヒスタミンは皮膚の知覚神経も刺激するのでかゆみも生じます。
じんましんの原因として、食物や化学薬品などが考えられますが、花粉、繊維、動物の毛、鳥の羽毛、冷風、ストレス・・・なども皮膚アレルギー反応の引き金になります。
胴体、肩から腕、手にかけて、体の片側に発疹ができ、かゆみを伴って小さな水疱が並ぶ場合は、ウィルス感染によるヘルペス(帯状疱疹)と考えられます。顔、頭、下半身に発疹が出ることもあります。
じんましんには、ビタミンB群とビタミンCとパントテン酸が効果があります。慢性化したじんましんの方は、日頃からこのようなビタミンを摂取されるとよいでしょう。 |