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越婢加朮湯
えっぴかじゅつとう
《
越婢加朮湯
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えっぴかじゅつとう
<中医処方解説>
石膏12.0、麻黄5.0、白朮4.0、大棗3.0、甘草2.0、生姜1.0
風邪が外襲して内伏している水飲と結びつき水道が失調され、水飲が
肌表に溢れて浮腫が生じたものに適応する。
麻黄と石膏のコンビで宣肺行水し、健脾利水の白朮を加えて水湿を除く。
効能 宣肺利水・健脾
適応症 四肢 関節の腫脹、疼痛、関節リウマチ、腎炎、ネフローゼ、
脚気 湿疹。
越婢加朮湯
は、越婢湯という浮腫に効く漢方薬に、健胃利水作用のある「白朮」
生薬を加えて作られています。 そのため 組織内の水分を血中に引き込み、
排尿によって取り除くという作用が増しています。
比較的体力のある人で、浮腫、汗をかく傾向があり、喉が渇き、尿量が減少する
場合に用いられます。浮腫、汗が出る傾向がある、尿が出難い方の次の
諸症状:四肢 関節の腫脹、疼痛、関節リウマチ、腎炎、ネフローゼ、脚気 湿疹。