《五虎湯》
<中医処方解説>
麻黄4.0、杏仁4.0、甘草2.0、石膏10.0、桑白皮1.0
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辛温宣肺の麻黄と辛寒清熱の石膏の組み合わせにより、麻黄の温性が
消失して宣肺平喘止咳が得られ、辛味の発散が加重されて石膏の熱を
冷ます効果が強まります。杏仁・桑白皮の相乗効果によって止咳平喘の
効果を高めています。 |
効能 清肺平喘・止咳
適応症
肺熱の喘咳・呼吸困難・呼吸促迫・口渇・熱感・発熱・無汗
あるいは有汗などの症状で、舌苔は黄。
臨床応用 急性気管支炎・気管支肺炎・肺炎・蕁麻疹の肺炎・気管支喘息の
発作などで、肺熱を呈するもの。痔核の腫脹・疼痛に用いるが、
出血痔には、四物湯を補う |
五虎湯は、中国の漢方書「万病回春」を出典とする処方で、せきや
気管支ぜんそくに用いられ、顔を真っ赤にして汗ばみ、激しく咳こむようなせき、
気管支ぜんそくに効果があります。せき、気管支ぜんそく。 |
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