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苓姜朮甘湯 りょうきょうじゅつかんとう

 

苓姜朮甘湯

りょうきょうじゅつかんとう

 

<中医処方解説>

茯苓7.0、蒼朮4.0、甘草3.0、乾姜1.5

温中散寒の乾姜と健脾利水の白朮・茯苓・甘草の配合で寒湿を除去すると
ともに、脾運を強めて内湿の産生を防止します。

 

効能      去湿散寒・止痛

適応症     下焦の寒湿:腰から下が冷えて痛む・甚しいければ水の中に
                 坐っているような感じ・腰以外が重だるい・軽度の
                 浮腫・よだれが多いなどの症候があり、食欲は普で
                 口渇はなく尿量は多い。舌苔は滑・脈は沈。

臨床応用   腰痛症・坐骨神経痛・夜尿症・妊娠浮腫・白色帯下・冷え性などで、
         下焦の寒湿を呈するもの。

 

この漢方薬は、中国の医学書「金匱要略」に収載されている薬方です。
腰から下が冷えて痛み、腰が重く感じたり、尿の量や回数が多くなり、また
冷えからくる夜尿症などにも用いられます。
腰に冷えと痛みがあって、尿量が多い次の諸症状 : 腰痛、腰の冷え、夜尿症

 苓姜朮甘湯