《清上防風湯》
<中医処方解説>
川きゅう2.5、黄ごん2.5、連翹2.5、白し2.5、桔梗2.5、防風2.5、
山梔子2.5、甘草1.5、枳殻1.0、荊芥1.0、黄連1.0、薄荷1.0
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去風の荊芥・防風・薄荷・川きゅう・白シ・で風邪を除いて止痛し、川キュウ・
当帰で肝気を伸びやかにして、風邪のの侵入を防止します。
麦門冬は去風薬の燥性を、黄ゴンは温性を、それぞれ緩和します。
甘草は脾運を強めます。防風は太陽頭痛に、白しは陽明頭痛に、川キュウ・
細辛は、厥陰頭痛に、それぞれ有効です。頭風に適用します。 |
効能 去風・清熱解毒・止痛
適応症 上焦の風熱の皮疹:身体上部(とくに顔面)の発赤・熱感・かゆみ・
疼痛・化膿傾向をもつ皮疹で、目の充血・顔面紅潮・口渇などを
ともなうことが多い。舌質は紅・舌苔は黄。脈は数。
表熱の頭痛:軽度の悪寒・発熱・頭痛・咽痛などの症候。舌質は
尖紅・脈は浮数。
臨床応用 膿疱性座瘡・尋常性毛瘡・疔・皮膚炎などで、風熱を呈するもの。
感冒・インフルエンザなどで、表熱頭痛を呈するもの。 |
この漢方薬は、中国の医学書「万病回春」に収載されている薬方です。
上半身
特に顔面に生じた充血性のにきびに用いられます。にきび。 |
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