《川きゅう茶調散》
<中医処方解説>
薄荷4.0、香附子4.0、荊芥3.0、白シ3.0、川きゅう3.0、
羌活3.0、防風2.0、甘草2.0、細茶2.0
|
去風の荊芥・防風・羌活・白し・薄荷で風邪を除いて止痛するとともに疏肝の
香附子・川きゅうで肝気をスムーズにながして風邪の侵入を防止します。
羌活・防風・荊芥は、太陽頭痛に、白し・薄荷は陽明頭痛に、香附子・
川きゅうは少陽・厥陰頭痛に、それぞれ有効です。
|
効能 疏風散寒・止頭痛
適応症
風寒の頭痛:突発性の頭痛で、悪寒・発熱・鼻づまりなどの表証を
ともなう。めまいがみられることもある。舌苔は白薄・脈は浮。
臨床応用 感冒・インフルエンザ・鼻炎・副鼻腔炎などで、風寒の頭痛を
呈するもの。偏頭痛・血管痙れん性頭痛・神経性頭痛などにも
試用してよい。 |
この漢方薬は、中国の漢方書「和剤局方」に記載されている薬方で主薬の
川きゅうをはじめ
白シ・羌活など9つの生薬からなる漢方処方で、かぜや
頭痛に用いられます。かぜ、頭痛、血の道症 |
|