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辛夷清肺湯 しんいせいはいとう

 

辛夷清肺湯

しんいせいはいとう

 

<中医処方解説>

辛夷1.5、百合1.5、知母1.5、黄ごん1.5、山梔子0.75、升麻0.75、
麦門冬3、石膏3、枇杷葉0.5 

 

辛夷は、鼻づまりをよくして頭痛をとめ、膿性鼻汁を軽減させます。知母・
黄ごん・山梔子・升麻・石膏は、いずれも消炎・解熱・抗菌作用をもち、
炎症や化膿をしずめます。本方の適応する病態はやや慢性に経過して
粘膜の萎縮が生じた状況に適しています。 

 

効能         清熱解毒・通窮・潤肺化痰・止咳

適応症        肺熱の鼻淵:鼻づまり・膿性の鼻汁・頭痛・口渇・咽痛などの
                    症状で、舌質は紅。舌苔は黄
            肺熱陰虚:咳・粘稠で黄色の喀痰・呼吸促追・口渇・
                   咽痛などの症状で、舌質は紅で乾燥・舌苔は黄色

臨床応用      慢性副鼻腔炎・慢性鼻炎・慢性咽頭炎・慢性気管支炎・
            気管支拡張症などで肺熱を呈するもの

 辛夷清肺湯