《よく苡仁湯》
<中医処方解説>
よく苡仁10.0、当帰4.0、白朮4.0、麻黄4.0、桂皮3.0、芍薬3.0、甘草2.0 |
去湿除痺の白朮・ヨクイニンと温経散寒の麻黄・当帰・桂枝で、寒湿の邪を
除き止痛します。芍薬・甘草は、補血と脾胃の振奮により去邪を補助します。
寒湿痺の適用します。 |
効能 通陽利水・活血止痙
適応症
湿痺(着痺):四肢のしびれ痛み・重だるい・運動障害・
軽度の浮腫・冷えなどで、舌苔は白〜白膩・脈は滑。
臨床応用 肩関節周囲炎・頸肩腕症候群・腰痛症・膝関節水腫・
慢性関節炎・慢性関節リウマチなどで、湿痺を呈するもの。 |
この漢方薬は、中国の漢方医書「明医指掌」に収載され、しびれ、痛みや
重だるいなどの疼痛に用いられる漢方薬です。
これらの疼痛は水分の代謝障害や、これに血行障害、筋肉の痙攣などが
加わっておこるもので、熱感や腫脹
また 水がたまるなどの関節痛、筋肉痛に
効果があります。関節痛・筋肉痛
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