■生薬解説

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生薬解説

煎じ方 貯蔵法

 

「生薬の貯蔵法」

生薬の取り扱いで最も困ることは、貯蔵中に虫・カビ・鼠害を受けることと、腐敗変質して用を足さないことです。

  1. 貯蔵場所
    直射日光の当たらない、風通しの良い乾燥した場所が理想的です。
  2. 容器
    紙袋・ガラス瓶・木箱を用います。
  3. 虫の発生した時
  • 火熱を加えて良いものは、ほうろくの類で、直火であぶって殺します。卵も同時に死にます。
  • 火熱できないものは、四塩化炭素を用いて殺します。殺虫方法は、薬を大きい広口瓶に八分目くらい入れて、そのうえに皿を置き、更にそのうえにさかずきを載せ、さかずきに綿花を適当量入れ、その綿花に四塩化炭素を注ぎます。このようにしてふたをかぶせて密閉して一晩放置します。翌日薬を取り出して充分に風邪を通して乾燥します。
    これを、一週間後にもう一度行います。理由は、卵は死にませんので、孵化したものを再度殺虫する必要があるからです。

四塩化炭素は、医薬用外劇物の扱いです。毒劇物を取り扱っている薬局へ行き、はんこを持参して購入ください。また、未成年者には販売できません。

 

 


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