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生薬名・・・・カロニン

 

生薬名 カロニン
基 原 ウリ科 Cucurbitaceae カロ Trichosanthes kirilowii Maxim. (シナカラスウリ)の成熟した種子を乾燥したもの。
性 味 脂肪油 ・ trichosanic acid
主成分 味は苦、性は寒。(帰経:肺・胃・大腸経)
薬理作用 清熱化痰・利気通便・潤肺化痰
作用機序は消炎・去痰・通便と考えられる。
抗菌作用・抗ガン作用
臨床応用
  1. 胸部の熱痰で、特に胸痛をともなう咳嗽・多痰・痰がすっきりと喀出できないなどの症状があるときに適している。急性気管支炎・肋間炎・肺炎などである。
  2. 気滞血オによって生じた胸痺(冠不全による狭心痛など)に、理気寛中の効能を利用する。
  3. 便秘に用いる。特に熱痰による口乾・煩渇をともなう便秘に適する。
  4. 化膿症に使用する。肺膿瘍・肺壊疽・急性乳腺炎・急性虫垂炎などで炎症が激しいときにはカロニンを消炎の補助薬として用いる。
用量 6〜18g
生薬画像