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生薬名・・・・赤芍 せきしゃく

 

生薬名 赤芍(せきしゃく)
基 原 ボタン科 Paeoniaceae 芍薬 Paeonia lactiflora Pall. (シャクヤク)の根を乾燥したもの。
性 味 味は苦、性は微寒。(帰経:肝経)
主成分 精油・脂肪油・ benzoic acid ・樹脂様物質・ tannin ・ paeonalin A C17H24O3 ・ paeoniflorin など
薬理作用 清熱涼血・活血去オ
鎮静・鎮痛作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、冠状動脈拡張作用
臨床応用 オ血による疼痛・煩熱に使用する。
  1. 血熱オ滞による下腹部や腰背部の疼痛・おしさげるような痛みに使用する。婦人の無月経・腹痛、男性の慢性前立腺炎(実証のもの)にも使用する。
  2. 打撲による内出血・疼痛に使用する。
  3. 頭部外傷後遺症のオ血頭痛に使用する。
  4. 冠不全の狭心痛に使用する。

(附)赤芍は活血去オの力が強く、白芍は鎮静鎮痛の力が強く・補益の作用もある。それゆえ、補血養陰には白芍を、涼血逐オには赤芍を使用する。婦人の肝欝による疼痛や煩躁・打撲による腫脹疼痛には、赤芍・白芍を併用する。一般に、発熱・頭痛があって清熱・活血薬の補助が必要なときには、赤芍・白芍を選んで使用する。

用量 6〜15g
生薬画像