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生薬名・・・・赤石脂 しゃくせきし

 

生薬名 赤石脂(しゃくせきし)
基 原 紅色の鉱石、多水高嶺土 Halloysitum rubrum.
性 味 味は甘・淡・渋。性は温。(帰経:胃・大腸経)
主成分 ケイ酸アルミニウム Al2(HSiO4)・H2O、鉄・カルシウム・マグネシウム・少量のマンガン
薬理作用 渋腸止瀉・止血生肌
止瀉作用・止血作用
臨床応用 慢性の下痢に対する常用薬である。
  1. 慢性の下痢・虚寒の下痢に用いる。
  2. 虚寒による月経過多・血便に用いる。
用量 9〜24g
使用上の注意 温薬で固渋の効能があるので、急性腸炎や赤痢の初期などの実熱には用いてはならない。