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生薬名・・・・大青葉 だいせいよう

 

生薬名 大青葉(だいせいよう)
基 原 キツネノマゴ科 Acanthaceae 馬藍 Baphicacanthes cusia Bremek.、アブラナ科 Cruciferae 菘藍 Isatis tinctoria L. の葉を乾燥したもの。
性 味 味は苦・鹹、性は大寒。(帰経:心・胃経)
主成分 馬藍は indican を含むが、これは空気中で酸化して indigo を生じる。菘藍は indoxyl-5-ketogluconate を含む。
薬理作用 清熱解毒・涼血
解熱作用・抗菌作用
臨床応用
  1. 解毒に用いる。流行性耳下腺炎・日本脳炎・ウイルス性肺炎などのウイルス感染症、および流行性脳脊髄膜炎・扁桃腺炎などの細菌感染症に使用する。
    発疹性のウイルス感染症で炎症の激しいとき、たとえば高熱・中毒症状の顕著な麻疹の発疹期に使用する。
    劇症肝炎で高熱・意識障害・皮下出血などが生じたときに、治療する方剤に大青葉を配合する。
  2. 解熱に用いる。とくに上気道炎・扁桃腺炎による高熱に適している。
用量 常用量は6〜15g、大量で30〜60g。
使用上の注意