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生薬名・・・・代赭石 たいしゃせき

 

生薬名 代赭石(たいしゃせき)
基 原 三方晶系の赤鉄鉱 Hematitum
性 味 味は苦、性は寒。(帰経:肝・心包経)
主成分 二酸化ケイ素(40.25%)・酸化第二鉄(51.52%)など
薬理作用 鎮胃降気・平肝熄風
鎮静・鎮嘔・止血作用がある
臨床応用
  1. 嘔吐・吃逆・おくびを止める。古人はこの作用を鎮逆と称している。嘔吐・吃逆・おくび・上腹部膨満感などの胃気虚の症状があるときに適している。
    食道下部や噴門部の痙攣など、食道部の閉塞感があって飲食物が通過しにくい場合に用いる。
  2. 頭がふらつく・目がくらむ・頭脹感・耳鳴りなどの肝陽上亢の症状を呈する高血圧症で、しかも動悸・歩行時のふらつき・手指の震え・煩躁・便秘などの症状をともなう場合に適している。
  3. 実証の呼吸困難に適している。心臓性喘息で、呼吸促進・胸苦しいなどの喘息発作がおこりそうなときに使用する。喘息発作後に、おくび・汗が出るなどの症状があるときにも用いる。
  4. 肝火・胃熱の吐血で胃気上逆をともない、咳嗽すると嘔吐しそうになる・痰に血が混じるなどのときに適用する。
用量 9〜30g。湯剤には砕いて先に煎じる。
使用上の注意